パイオニアバレー 廃部向け最終調整

5月21日 21時06分

バレーボール、Ｖリーグ１部のプレミアリーグで降格が決定的となっているパイオニアについて、山形県天童市にあるチームの運営会社は、グループの経営状況が厳しいことを受け、チームの廃部に向けて、最終調整していることを明らかにしました。

パイオニアは、プレミアリーグ残留をかけて先月行われた入れ替え戦に敗れ、下部リーグ降格が、決定的となっています。
２１日は、チームの本拠地がある山形県天童市で地元の３つのスポーツチームで作る協議会の総会が開かれ、チームの島津光男部長が「パイオニアグループ全体が、一段と厳しい経営状況になり、業務の構造改革に取り組んでおり、バレーボール部の在り方についても検討しているところだ」と説明しました。
また、総会のあと取材に応じた運営会社「東北パイオニア」の鈴木真一総務部長は、「現在最終調整をしている」と述べたうえで、記者から「廃部に向けた調整か」と質問されたのに対し、「そう受け取ってもらってかまわない」と述べました。
運営会社は、関係機関と調整を行ったうえで近日中に最終的な結論を出し、記者会見で説明することにしています。