2014年5月23日18時00分
天皇、皇后両陛下は23日、皇居内でそれぞれ田植えと養蚕作業をした。
天皇陛下は、グレーの開襟シャツに黒いゴム長靴姿で水田にしゃがみ、計100株を植え付けた。
宮内庁によると、今年度の作付面積は238平方メートルで、うるち米のニホンマサリ、モチ米のマンゲツモチの2品種を育てるという。米は秋に収穫され、宮中祭祀(さいし)などで使われる。
一方、皇后さまは紅葉山御養蚕所で、繭を作る段階まで育ったカイコの幼虫を専用の器具に移す「上蔟(じょうぞく)」作業をした。皇后さまは白く柔らかな幼虫を手に取り、「健康そうでいいカイコさんになりましたよ」と目を細めながら、自らわらを編んで作った専用の器具「蔟(まぶし)」に丁寧に移し替えていた。
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朝日新聞社会部
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