ニューヨーク・ポストが伝えるところによるとT-モバイル(ティッカーシンボル:TMUS)がスプリント(ティッカーシンボル:S)を追い越し、全米第3位のスマホ扱い高に躍り出ました。2014年第1四半期のT-モバイルの買付数量は600万台、一方のスプリントは500万台でした。

米国で販売される携帯電話のうちスマホが占める割合は既に87%に達しています。このため通信各社は最後に残された低所得者層のスマホ・ユーザー需要をていねいに掘り起こすべく、ハンドセット価格と通話料金を切り離し、ハンドセット価格分に対する分割払いプランを打ち出すなど新しいプロモーションの方法を考案しています。

ポストによればスプリントは総加入者数では未だT-モバイルを上回り、全米第3位の地位を維持していますが、新規スマホ加入者ではT-モバイルの巧妙なマーケティングの前に苦戦しています。

アナリストは「スプリントは需要そのものが弱いので、挽回の戦略を打ち出す必要がある」と指摘しています。

デバイス別ではアップルとサムスンが米国のスマホ市場の3分の2以上を占め、OSではアンドロイドが59%を占めたそうです。

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(文責:広瀬隆雄、Editor in Chief、Market Hack

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