力丸祥子
2014年5月23日21時04分
水温や日照時間を調整できる屋内の水槽でクロマグロを産卵させることに世界で初めて成功したと、独立行政法人水産総合研究センターが23日、発表した。高級食材のクロマグロの安定的な供給につながると期待されている。
センターは昨年7月、西海区水産研究所(長崎市多以良町)に、直径20メートル、深さ6メートルの2基の円形水槽(1880トン)を備えた施設を整備。鹿児島県の奄美大島沖の海面いけすで育てた2歳のクロマグロ126匹を運び、採卵を目指していた。
今月16日から17日までに水槽内の海水から1万5400個の採卵に成功。うち9600個が受精卵で、18日までに7840匹の稚魚が産まれたという。
クロマグロの産卵は、水温や日照時間の影響を受けやすい。これまでも海面いけすでは行われていた。センターでは今後も屋内水槽で産卵に適した温度や日照時間を探り、より安定的に採卵する方法を研究する。(力丸祥子)
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