丸亀ボートレース上の売り上げの推移
丸亀ボートレース場(香川県丸亀市富士見町)の2013年度の売り上げは前年度比31・6%増の785億5700万円で、前年度1位の住之江を抜き、1952年の開設以来、初めて全国24競艇場でトップとなったことが分かった。13年度も引き続きナイターレースが好調で、SGやGIといったビッグレースが例年より多かったため電話・インターネット投票と他場での販売が増加したのが要因。
13年度の開催日数は198日(前年度192日)。売り上げの内訳は、本場が46億5600万円(前年度比7・1%増)、他場での販売が404億3900万円(同39・4%増)、電話・インターネット投票が314億1400万円(同29・6%増)、場外販売が20億4600万円(同2・1%減)。
全国5場のみで開催しているナイターレースの好調に加え、13年度はSG競走1回、GI競走3回とビッグレースが増加(前年度はGI1回)。さらに、他場での販売拡大に向けた営業努力やナイター時間帯にレース数を増やす工夫などにより、他場での販売と電話・インターネット投票が大幅に増加した。
また、全国24場では唯一、年度末から翌年度にかかるレースを開催したことから、最終的に住之江の売り上げ(782億3300万円)を約3億円上回った。
14年度はビッグレースの開催がSG1回、GI1回に減少するため、売り上げは660億4千万円(前年度比16%減)の見込み。同市競艇事業部は、開催経費の見直しやさらなる施設改善、電話・インターネット投票のポイントサービスの充実、女性・ファミリー層向けのイベント開催などの経営努力で「ほぼ前年度並みの収益確保に努めたい」としている。
丸亀競艇の売り上げは1995年度の912億円をピークに年々減少を続け、2004年度は245億円で初の単年度赤字に転落。その後の経営改善や09年4月からのナイターレース開催により09年度は664億円に回復し、13年度は16年ぶりに700億円を突破した。