ラベルには、「きゃべつ」「かぼちゃ」……。これは、野菜の粉末を配合して作られた、「おやさいクレヨン『vegetabo』」。青森県青森市の『デザインワークスSTmind』が開発した。代表のキムラナオコさんは、娘のために自然なものを探したが、ミツロウのクレヨンでさえ、化学的な着色であるのを知った。「自然な素材そのものの色が出せたらと野菜を炙り、粉末にして自作しましたが、クレヨンもどきしかできませんでした」。
そこで愛知県の老舗メーカーに製造を依頼。試行錯誤を繰り返し、米ぬかから抽出した米油を使うことで、定着と発色がよい野菜クレヨンが、ついに完成した。「原料の野菜は、"青森産"。青森県が注目されてほしいから、そこはこだわりました」。
「きゃべつ色」は収穫時に破棄されていた外側の葉、「くり色」は栗ペースト製造時に破棄される栗の皮から。「やまぶどう色」はジュースの絞り皮、「ねぎ色」は製品化の際にカットされる部分を使用。「これをヒントに、残渣の活用方法を考えるきっかけになれば」とキムラさん。5月には、新色を加えた新たなシリーズを発売予定。
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「おやさいクレヨン『vegetabo』」(全10色)
2160円(デザインワークス STmind http://vegetabo.com)
■「ソトコト」2014年5月号より
(文/久保田真理 写真/松下二郎)
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