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ネットで資金調達制度の法律成立5月23日 13時32分
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ベンチャー企業などがインターネットを通じて手軽に資金を集める「クラウドファンディング」の制度を定めた「改正金融商品取引法」が、23日の参議院本会議で可決・成立しました。
クラウドファンディングは、インターネットを通じて投資家から資金を集める手段で、手軽に活用できることから、創業まもないベンチャー企業などからニーズが高まっています。
改正金融商品取引法は、クラウドファンディングを制度として定め、安全な運用を目指すもので、23日の参議院本会議で賛成多数で可決・成立しました。
具体的には、ネット上で投資を仲介する会社について、一般の金融商品取引業者に比べて参入の条件を緩和します。
そのうえで、投資家の多額の損失を防ぐため、1人の投資家が1つの企業に投資できる金額を年間50万円以下に制限するとともに、資金を集める企業側が1年間に募集できる資金の額を1億円未満としています。
また、詐欺などに悪用されないよう、仲介会社には投資先の詳しい事業計画などをネット上で提供するよう義務づけ違反した場合の刑罰も定めています。
このほか23日は「改正保険業法」も成立し、保険を販売する際に、顧客の要望に合った商品を提案することを義務づけるなど新しいルールを設けることが決まりました。
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