外国人入学拒否:埼玉の専門学校が受験受け入れへ

毎日新聞 2014年05月23日 13時16分(最終更新 05月23日 14時01分)

 調理師や栄養士を養成する埼玉県熊谷市の私立専門学校が外国人の入学を拒否している問題で、学校側が入学拒否を撤回して今年度の受験から受け入れる方針を決めたことが厚生労働省への取材で分かった。

 外国人の入学を拒否していたのは、学校法人今昌学園(今井明巨理事長)が運営する埼玉県調理師専門学校と同栄養専門学校、同製菓専門学校の3校。

 同省によると、23日午前11時ごろ、今井理事長から調理師の養成施設の指定を担当する部署に「ご迷惑をおかけしました」と謝罪の電話があり、「今年度の受験から外国人の入学を受け入れます」と述べたという。来年度からは募集要項で外国人の入学を拒否する記載を削除するという。

 3校では、来年4月の入学者向け募集要項に「外国人の入学は出来ません」と明記していた。【桐野耕一】

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