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なでしこ・小原の活躍に「先輩かっこいい」/母校・十和田の小学校、児童ら沸く

Web東奥 5月19日(月)13時38分配信

 「なでしこの一員として走る姿を見て感激した」−。18日夜行われたサッカーの女子ワールドカップ(W杯)予選を兼ねた女子アジア・カップのヨルダン戦で、十和田市出身の小原由梨愛選手(23)=三本木中出、新潟=が「なでしこ初陣」を果たし、フル出場でW杯出場権獲得の原動力となった。一夜明けた19日朝、かつての指導者や母校・北園小学校(水口宏校長)の後輩たちは、背番号「4」を付けた小原選手の活躍に拍手を贈った。
 北園小学校時代に所属したサッカーチーム「十和田北園サッカースポーツ少年団」の竹島勝昭監督は19日朝、取材に対し「小さい時の面影そのままだった」と成長した小原選手の勇姿に目を細めた。
 小原選手は、同少年団の女子第1号だった。6年生時には俊足を生かして右ウイングで活躍。男子に交じり紅一点でレギュラーを務め、県大会優勝を果たすなど名門チームの黄金時代を支えた。
 同少年団所属の小川葉月さん(同小6年)は「同じ学校出身で代表になるってすごい。自分も小原選手のように日本代表に出たい」と先輩の活躍に刺激を受けていた。
 竹島監督は「数年前に膝の靱帯(じんたい)を痛めたと聞き心配していたが、よく克服したものだと思う。このまま代表に定着し、W杯本番でプレーしてほしい」と期待を込めた。
 母校の北園小でも、先輩の活躍に学校全体が祝福ムードに包まれた。6年2組の朝学級では、新聞の切り抜きのプリントが児童たちに配られ、活躍を紹介。担任の小林忠輝教諭が「小原選手は小学生のときに、日本代表選手になりたいという夢を持っていて、その夢を実現しました」などと話すと、児童たちからは「小原選手のように夢をかなえたい」、「とても誇りに思う」などと、先輩の活躍を祝う声が上がった。

東奥日報社

最終更新:5月19日(月)13時38分

Web東奥

 

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