中崎太郎、岡本玄 大隈崇、岡本玄
2014年5月22日13時38分
広島市は22日、広島平和記念資料館(広島市)の展示の見直しを発表した。被爆から69年。体験を若い世代にわかりやすく伝えるため、写真や遺品を増やす。コンピューター・グラフィックス(CG)で被爆前後の広島を立体的に再現するコーナーも新設する一方、「一目で悲惨さが伝わる」として存続の声もあったジオラマは撤去する。改修は2018年度内に終える見通し。
広島市によると、見直しでは被爆の事実と「核兵器の非人道性」を客観的に伝える「実物」を重視する。現在、写真や遺品は観覧順路の後半にあるが、前半に移動し「8月6日の惨状」「放射線による被害」「魂の叫び」「生きる」の4テーマで展示する。
具体的には、廃虚となった市街地の写真を背景に、やけどを負った人々や遺品の写真を本館に集中展示。枚数は110枚から121枚にする。川に浮かぶ数多くの遺体や皮膚が垂れ下がった人々を描いた絵も並べるという。
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