2014年5月22日12時39分
大飯原発3、4号機(福井県)の運転差し止めを命じた福井地裁判決を受け、原告・弁護団のメンバー6人が22日、大阪市北区の関西電力本店を訪れ、大飯原発などの再稼働を断念するよう申し入れた。
申入書は「判決は福島第一原発事故後の社会の動きを的確に認識したもの」などとしている。原告の一人、印刷業松田正さん(64)=福井県坂井市=は報道陣に「判決は原子力行政の変換を求めるものだ」。弁護団事務局長の笠原一浩弁護士は関電の控訴について「許せない。今回の判決の正当性を控訴審でも証明したい」と述べた。
関電本店前では脱原発を訴える市民団体「グリーン・アクション」(京都市)や「美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会」(大阪市)のメンバーら約30人が集まり、関電が再稼働を求めている大飯、高浜両原発の停止などを訴えた。
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