都内のトランクルームに遺体 大阪の不明女性か

5月23日 7時52分

大阪・西成区に住む２９歳の准看護師の女性がおよそ２か月前から行方不明になり、女性の知人の名義で借りられた東京都内のトランクルームで２２日、シートでくるまれた遺体が見つかりました。
警察は、行方が分からなくなっている女性の可能性があるとみて確認を急ぐとともに、事件に巻き込まれた疑いがあるとみて捜査しています。

警察によりますと、行方が分からなくなっているのは大阪・西成区の市営住宅に住む２９歳の准看護師の女性です。
女性は１人暮らしをしながら病院に勤めていましたが、およそ２か月前から連絡が取れなくなり、今月になって女性の母親が訪ねたところ室内のベッドの脇などで血痕が見つかったということです。
警察が女性の行方を捜査していましたが、２２日、女性の知人の名義で借りられた東京・八王子市内のトランクルームでシートでくるまれた遺体が見つかりました。
警察は、遺体は行方不明になっている女性の可能性があるとみて確認を急ぐとともに、事件に巻き込まれた疑いがあるとみて捜査を進めています。
また女性の自宅からパスポートがなくなっていて、トランクルームを借りていた知人の女が先月、このパスポートを使って女性に成り済まし海外に出国していた疑いもあるということで、関連を調べています。
女性と同じ集合住宅に住む７０歳の女性は「女性を最後に見たのはことし３月中旬の清掃活動の時でした。清そな感じの女性で、あいさつをしたら返してくれるようなとてもいい子でした。女性の部屋にはお母さんが時々出はいりをしていて、女性が清掃活動に参加できないときには代わりに来ていました。行方不明になったと聞いて本当に驚きました。早く見つかってほしい」と話していました。