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軽い運動でも脳の認知機能向上5月23日 6時07分
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ウォーキングと同じ程度の軽い運動を短時間行っただけで、脳の認知機能が高まったことが筑波大学などの研究グループの実験で分かりました。
脳の認知機能を高める運動については、ジョギングに相当する運動を短時間行うと脳の中の判断力や注意力を支配する部分の活動が活発になることが筑波大学体育系の征矢英昭教授らの研究で分かっています。
征矢教授は今回、中央大学と共同でウォーキングと同じ程度のより軽い運動の効果について実験しました。
実験では20代の男女25人が10分間自転車のペダルをこいだあと、パソコン画面に出た色と、色を表す文字が一致しているかなどを即座に判断するテストを行いました。
その結果、脳の中の認知機能をつかさどる「前頭前野背外側部」と「前頭極」の活動が運動をしていなときよりも活発になり、認知機能が高まったことが分かりました。
この結果について征矢教授は「ウォーキング程度の軽い運動でも脳の認知機能に効果があることが分かった。今後は長期間軽い運動をした場合の効果などを調べて認知症の予防に役立てたい」と話しています。
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