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「静脈認証」や「顔認証」が1万円台、低価格化が進む生体認証

2014/05/23
清嶋 直樹=日経コンピュータ (筆者執筆記事一覧

 法人向けパソコン/タブレットに指紋認証以外の生体認証機能を搭載する動きが活発になっている。手のひら静脈認証や顔認証が代表的だ。

 指紋認証は比較的低コストで実装できるため、既に多くのパソコンに搭載されている。現在では、米アップルのスマートフォン「iPhone 5s」に標準搭載されるほどだ。一方で課題もある。認証時の肌の状態に左右されることや、認証成功後に人が入れ替わっても分からないことなどである。

 これらの課題を解決できる生体認証方式として、手のひら静脈認証や顔認証が挙げられるが、コストが高く、一般の企業などがパソコン用に導入するにはハードルが高かった。だが、機器やツールの小型化と低価格化が進み、パソコン1台当たり1万円台で利用できる状況になっている。

富士通は手のひら静脈認証機能搭載タブレット

 富士通が推すのが、手のひら静脈認証だ。同社は5月14日、12.5型Windows 8.1 Proタブレット「ARROWS Tab Q704/PV」を発表した(写真1)。7月上旬に発売する。

写真1●富士通が2014年7月に発売する12.5型Windows 8.1 Proタブレット「ARROWS Tab Q704/PV」
[画像のクリックで拡大表示]

 きょう体の右側に手のひら静脈認証センサー(特殊なカメラ)を搭載(写真2、関連記事:富士通、薄さ6ミリでノートPCに内蔵できる手のひら静脈認証センサーを発表)。この部分に手をかざすだけで、Windowsログオンなどのための本人認証が完了する。

写真2●きょう体右側の黒い部分に手のひら静脈センサーが埋め込まれている
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