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 大阪市西成区の准看護師の女性(29)が約2カ月前から行方不明となり、自宅から血痕が見つかった事件で、大阪府警が東京都内の倉庫で遺体のようなものを見つけていたことが捜査関係者への取材でわかった。女性の交友関係を捜査する過程で見つけたとみられる。府警は女性が事件に巻き込まれ、何者かに連れ去られた可能性があるとみており、詳しく調べている。

 捜査関係者によると、府警は21日、東京都内で女性と関わりのある人物が利用していたとみられる倉庫を捜索した。その際に遺体のようなものが見つかったという。今後、身元の確認を進めるとともに、倉庫の利用状況や倉庫内に運ばれた経緯などについて調べを進める。

 女性は大阪市西成区の集合住宅で一人暮らしをしていたが、約2カ月前から家族と連絡がとれない状態となっていた。不審に思った女性の母親が今月上旬、女性の自宅で血痕を見つけたという。その後の捜査で、血液のDNA型は女性のものと矛盾しないことがわかった。室内には荒らされたような形跡はなかったという。