牛丼大手の吉野家は22日、20年以上トップを務めた安部修仁社長(64)が8月末で退任すると発表した。持ち株会社の吉野家ホールディングス会長にはとどまるが、経営の一線からは退く。

 安部氏は高校卒業後、アルバイトから社員になったたたき上げで知られる。1980年にいったん倒産した吉野家を外食大手に成長させた「中興の祖」だ。