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 奄美群島などを舞台に、陸海空3自衛隊が実施中の統合訓練。22日には奄美大島・瀬戸内町の無人島で、本格的な着上陸訓練が行われた。陸自誘致と海自分遣隊の拡充を目指す町が「誘致に弾みがつく」と歓迎する大規模な訓練を、住民は期待と不安を胸に見守った。

 訓練地となったのは、加計呂麻島西端の実久集落から1・5キロ沖にある江仁屋離島(0・31平方キロ)。防衛省によると、陸海空の約1300人が参加した。国内の無人島を使ったこの種の実践訓練は初という。

 江仁屋離島が一望できる奄美大島南部の西古見集落にはこの日、100人以上の住民らが集まった。島周辺を行き来する自衛隊のヘリコプターやボート、護衛艦の様子を望遠鏡やカメラを手に見学していた。