2014年05月22日 17時41分
NHK朝ドラ『花子とアン』出演者(左から)黒木華、室井滋、山田望叶、吉高由里子、賀来賢人、窪田正孝、石橋蓮司 (C)ORICON NewS inc.
【花子とアン】安東家の顔は“日焼け” 視聴者の疑問に回答
NHKは21日、4月の視聴者対応月次報告を公開。3月30日にスタートした連続テレビ小説『花子とアン』(月〜土 前8:00 総合ほか)について、視聴者から寄せられた山梨に住む花子の家族たちの「顔の汚れが気になってしかたがない」(50代女性)という問い合わせに「安東家の人々の顔の汚れに見えるもののいくつかは、農作業の日焼けで皮膚がめくれることでできる『まだら』模様」などと回答している。
同局のふれあいセンターに寄せられた、『花子とアン』への反響は3442件(3月31日〜4月27日)。内訳は、好評意見302件、厳しい意見1167件、その他124件、問い合わせ1849件だった。
これは過去4作品(『梅ちゃん先生』『純と愛』『あまちゃん』『ごちそうさん』)と比べてもっとも多く、その要因は、4月24日の総合テレビでの再放送(後0:45)が、ニュース『日米首脳共同会見』で休止となったことへの問い合わせが多かったためとしている。好評意見は『あまちゃん』に次いで多く、厳しい意見はナレーションを中心に『純と愛』に次いで多かった。
厳しい意見の中には、「山梨県育ちで花子一家のように貧しい暮らしだったが、あんなに真っ黒な顔はしていなかった。朝起きれば顔を洗うし、五右衛門風呂にだって入った。なぜあんなに真っ黒に汚れた身なりなのか。夜なべで縄をなったりするなど苦しい暮らしだったが、あれはない」(60代女性)といった“顔の汚れ”に対する意見が37件あったという。
こうした意見に対して、同局では日焼けによる「まだら」模様のほかに、「川が離れたところにあり、体の汚れを落とすにも水を節約しているため、顔に汚れが残っていることもある、と考えております」と回答している。