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事件
【PC遠隔操作事件“真犯人”出廷(3)】「精神鑑定は当然、検討していただきたい」と弁護人 片山被告、証言台へ
2014.5.22 13:18
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検察官「罪状認否をしていただきたいと思います」
《一転して犯行を認めた片山被告は、動機について弁護士に、こう説明していた。『出来心でやったら簡単にできてしまった』。公判ではどう語るのか。片山被告は、依然、前屈みの姿勢で、うなだれたままだ》
《大きく状況が転換した事件。検察官は、今後の審理の進め方について言及し専門家の証人尋問を行うなどして、立証していく考えを示した》
《検察官は今月30日に、かつて片山被告が作成したとされるコンピューターウイルスの仕組みを説明した証人による尋問を行う考えを示した》
《検察官も時折、裁判長の方に目をやりながら早口で続ける》
検察官「(コンピューター)ウイルスの作成、今回の(自作自演)メールでの新たな脅迫容疑。被告人の認否について取り調べをやる必要があると考えています」
《ここで再び佐藤弁護士が立ち上がり、発言を始めた》
佐藤弁護士「(片山被告の)主治医の証人尋問が留保になっています。(被告の)精神的なことが関係ないわけじゃないと思います。(被告の)精神鑑定は当然なのではないでしょうか。検討していただきたいと思います」
「(今後の裁判が)どういう流れになるかは(片山被告が)話してみないと分かりません」
《片山被告は、母親が口癖のように『早く平穏な生活が送りたい』と言うのを聞き、「1日も早く裁判を終わらせたい」と考え、自作自演のメールを送ったと弁護人に説明している》
《ここで裁判長がようやく片山被告に発言するよう促す。前屈みの姿勢でうつむいていた片山被告がおもむろに顔を上げ証言台に向かう。法廷に緊張が走る》
=(4)に続く
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