事件【PC遠隔操作事件“真犯人”出廷(1)】「顛末」淡々と語る弁護人、キョロキョロと周囲に目をやる片山被告 傍聴券は18倍+(1/4ページ)(2014.5.22 11:16

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【PC遠隔操作事件“真犯人”出廷(1)】
「顛末」淡々と語る弁護人、キョロキョロと周囲に目をやる片山被告 傍聴券は18倍

2014.5.22 11:16 (1/4ページ)ネット犯罪
片山祐輔被告の裁判には多くの傍聴希望者が詰めかけた=22日午前、東京都千代田区(宮崎裕士撮影)

片山祐輔被告の裁判には多くの傍聴希望者が詰めかけた=22日午前、東京都千代田区(宮崎裕士撮影)

 (10:00~10:10)

 《4人が誤認逮捕されたパソコン(PC)遠隔操作ウイルス事件で、威力業務妨害罪などに問われた、片山祐輔被告(32)の第9回公判が22日、東京地裁(大野勝則裁判長)で開かれる》

 《「被告が犯人」とする検察側と、「真犯人は別にいる」とする弁護側。これまでの公判では、両者は真っ向から対決。目撃証言や自白など直接的な証拠がなく、難しい裁判だといわれていた》

 《だが…。その対決姿勢は、あっさりと、崩れ去った》

 「先生、すみません」

 《19日夜、弁護人にこう電話してきたという片山被告は「(一連の事件は)全部自分がやりました」と犯行を認めた》

 《片山被告を“全面自供”へと追い込んだのは、墓穴を掘った形の自らの行動だった。16日午前11時半すぎ。「真犯人」を名乗るメールが報道機関に送られてきた。出廷していた片山被告は、公判後に「メールを送ることができない」と関与を否定し、自らの潔白を主張した》

 《しかし、実際は、片山被告がスマートフォン(多機能携帯電話)の自動でメール送信できる「タイマー機能」を使って送ったものだった。スマフォは自らが前日の15日夕、江戸川区の荒川河川敷に埋めて隠し、その一部始終を、行動を確認していた捜査員が映像に記録していた》

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片山祐輔被告の裁判には多くの傍聴希望者が詰めかけた=22日午前、東京都千代田区(宮崎裕士撮影)
片山祐輔被告の裁判で東京地裁に入る佐藤博史弁護士(左)らによる弁護団=22日午前、東京都千代田区(宮崎裕士撮影)
片山祐輔被告の裁判には多くの傍聴希望者が詰めかけた。抽選に外れ、裁判所をあとにする傍聴希望者=22日午前、東京都千代田区(宮崎裕士撮影)
片山祐輔被告の裁判には多くの傍聴希望者が詰めかけた=22日午前、東京都千代田区(宮崎裕士撮影)
片山祐輔被告の裁判で東京地裁に入る佐藤博史弁護士(左)らによる弁護団=22日午前、東京都千代田区(宮崎裕士撮影)
片山祐輔被告の裁判で東京地裁に入る際、報道陣と言葉を交わす佐藤博史弁護士=22日午前、東京都千代田区(宮崎裕士撮影)
PC遠隔操作事件の片山祐輔被告の公判で、傍聴券を求め並ぶ人たち=22日午前、東京地裁
PC遠隔操作事件の片山祐輔被告の公判で、東京地裁に入る佐藤博史弁護士=22日午前
 片山祐輔被告

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