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遠隔操作事件 片山被告が起訴内容認め謝罪
5月22日 15時17分

遠隔操作事件 片山被告が起訴内容認め謝罪
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パソコンの遠隔操作事件で、片山祐輔被告の裁判が保釈が取り消され再び勾留されてから初めて東京地方裁判所で開かれました。
片山被告は「全部事実です」と述べ、起訴された内容をすべて認めたうえで、一連の事件で誤って逮捕された人などに謝罪しました。

インターネット関連会社の元社員、片山祐輔被告(32)は、他人のパソコンを遠隔操作しインターネットの掲示板などに殺害や爆破の予告を書き込んだとして、威力業務妨害などの罪に問われています。
裁判では一貫して無罪を主張してきましたが、3日前、一転して弁護団に自分が一連の事件の犯人だと認めました。
保釈を取り消され、再び勾留されたあと初めての裁判が22日午前10時から東京地方裁判所で開かれました。
20日、身柄を拘束されたときと同じ黒いポロシャツを着て法廷に出た片山被告は、裁判長から改めて認否を尋ねられると「全部事実です」と述べて、起訴された内容をすべて認め、無罪主張を撤回しました。
そのうえで、弁護士に促され、「今まで多くの人をだましていました。脅迫した方々、誤認逮捕された方々、うそをついてだましてしまった人たち、すべてを裏切りました。すべての人に本当に申し訳ないです」と謝罪しました。
また、検察官から認めた理由を問われると「みずから真犯人を名乗るメールを送ったことがばれ、言い逃れできないと思った。死ぬことを考えたが、死にきれなかった」と述べました。

必要があれば追起訴を検討

片山被告が一連の犯行を認めたことを受け、検察は22日の裁判の中で、他人のパソコンを遠隔操作するウイルスのプログラム作成過程や今月16日に報道機関などに送りつけられたメールについても捜査を行い、必要があれば追起訴することを検討する考えを示しました。
また片山被告の弁護士は、この捜査のために来週以降、片山被告の事情聴取を東京拘置所で行うことを検察官から要請されたと明らかにしました。

弁護士「法廷で謝罪を促した」

裁判のあと記者会見した佐藤博史弁護士は「片山被告は事前に法廷で、謝罪したいと話していたので、罪を認めたあと、謝罪のことばを自分の口から話すよう促した。被告に自分がしたことの重大さを感じさせるためには、一連の事件の被害者を証人として出廷してもらうことが極めて重要になる」とと述べました。

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