韓国:記者団に歴史授業公開 「反日」偏向印象避ける狙い
毎日新聞 2014年05月22日 08時48分(最終更新 05月22日 08時48分)
【ソウル福岡静哉】韓国外務省は21日、日韓交流事業で訪韓中の日本記者団に国立ジャムイル高校(ソウル市)での韓国史の授業を公開した。
授業では、日本による植民地時代の否定的な側面とあわせて、朝鮮半島に日本から新しい文化が流入した肯定的な面も取り上げた。歴史教育が「反日」に偏っているとの印象を避ける狙いもあるとみられる。
担当教師の朴中鉉(パク・ジュンヒョン)さん(54)が1年生約30人に植民地時代の歴史を教えた。朴さんは植民地時代に日本によって韓国民が抑圧されたことが「痛史」「血史」と呼ばれていることなどを説明。一方で、デパートの開業、日本風の中心街がソウル市中心部に発展したことなども紹介し「日本によって新しい文化がもたらされた」と述べた。