とりま風呂

とりあえずまあ、はてブロでも。略して『とりま風呂』 by 常時系

ブロガーの商品絶賛系の記事が見る側からすると少し引いちゃうという話

どうも燃焼系アミノ式 @georgek5555 です。

ふわっとTwitterなんかを眺めていると、どこかのメーカーさんのブロガーさんを招待したイベントの記事や、特定の商品に関して突如色んなブロガーさんが一気にレビュー記事が上がってくることがあります。
僕もたまにそういったイベントに行くことがあるので、人のことをとやかく言えた立場ではないのですが、だいたいあの手の記事が大量に流れてくると、1発目や2発目ぐらいまでは割りと「へー、おもしろそう」とか「なんか便利そうだな」なんて感じで見てられるのですが、あまりに大量に流れてくると徐々に見てる側からすると嫌悪感に近いような何とも言えない感じになります。
いうならば少し引いちゃうというか。

実際に特に大手のメディアが取り上げたばかりの頃は「これ欲しい!」なんて声がよく流れてくるのに、徐々に「でも、これってちょっと◯◯がダメそうじゃない?」とか「ちょっと様子見」だわなんて声が徐々に流れてきたりするのを観測範囲内ですが見たりします。

僕も自分が書き手である前に、読み手であったりするわけですが大体あの手の記事を見ていると不必要に絶賛している記事が多いのがなんともいえない感覚に陥る原因なんだろうなと思っています。
多分こういう風にいうと一部のブロガーさんからは「ちゃんとダメな点も指摘していますよ」なんて声が上がってきそうなんですが、そもそも論でいうと、その『ダメな点の指摘』が絶賛具合の焙煎感を消すために足したちょい足しのミルクにしか見えないものが多いなというのもあります。
批判記事なんて書いて楽しいこともないし、いいこともないので、別に批判記事を書いて欲しいなんていうわけではないのですが、読者視点でみた時に「ああ、この人また同じような絶賛の仕方しているな」というのが多分香味焙煎を引き出している要因でもあったりします。
毎回色んなメーカーさんのイベントなどに行って触ってきた感想が、とにかく似ている。
買ってみて使ったという記事に関してはまだその辺の感じが薄いものの、イベントに行ってきたレポに関していうならば、とにかく表現が薄いというか、本当に良いと思って書いてるのか甚だ疑問であるものが多いなという印象。
実際にイベントに参加しているので更に思うのですが、みんな実際に触ってみて「これは薦めたい!」って本気で思ってるのかな?というのが多い。
PV稼ぐ為に書いてるのか、はたまたイベントに呼んでもらうために書いているのか、そんな風に読者側からしたら感じる記事が多くて、実際に触ってきたその人なりの感想が見えてこない記事が多いなという印象。
メーカー側からもらった資料に基づいた文章だったり、プレゼンの内容に沿った文章だったり、他の人が書いているレビューを参考にした商品レビューだったり、なんというか、もうそれ食べたよって感じのものが多いのが原因なのかもしれませんね。
ラーメン食べた後に「これ少しネギ油足したから味が違うから食べてみて」といわれても、ベースが同じスープですでにお腹いっぱいなのに全く食欲がわかないというか。

そもそも、あの手の記事はある一定層の心の奥底に沈んでいる『嫌アフィ』という感覚を呼び起こしてたりするのもあるんだろうなと。

もちろん僕だって大絶賛している記事を書いたりしているので、人のことなんて言えた義理じゃないでしょうが、心の奥底から大絶賛している感じが伝わってこないんですよね。

「イベントに行った」「特定の人だけしか参加できないイベントでした」「メーカーさんのスライド説明の写真です」「一般発売前に触りました」「新機能がすごい」「他の有名ブロガーさんと同じところにいます」「こんなお土産もらいました」「βブロガーです」みたいなそんな流れが大半でしょうか。
で、結局どの記事を見ても全く同じ流れで書いているから、本当にその商品がいいか全くわかんない。
むしろ、最初見た時はいいなと思ってたのに、そうやって繰り返し同じような記事を見るもんだから、「これはいわゆる提灯記事か・・・」と思いだして、そうなってくると商品自体もうさんくさく感じてきて、とりあえず買った人の感想待機になるわけです。

あと、実際に買いました系もイベント参加しました系よりもまだライトとはいえ、ある一定のブロガークラスタさんの中で同じように「最高です!」「よかったです!」とか投下しだすと、さっき似たような感覚に陥るんですよね。
いわゆる邪推じゃないですけど、なんでこの塊の人たちはその中の誰かがいいと言い出したら、同じようにいいと薦めだすんだろう・・・『提灯』なのかなという感じでしょうか。

もちろんイベントとかに参加したり、モニターになったりしたら、ある一定期間のうちに書かないといけないという制約があったりするので、どうしてもなかなか良さが噛み締められないうちに書いてしまったという人もいるんでしょうけど、それにしてもどれも似たような記事が多いんですよね。

違いが『写真のクオリティ』とか正直どうでもいいんですよね。

かといって、だったらどうしたらいいの?というのを書くほど気合を入れて書いてないチラ裏程度のつぶやきなんですが、敢えていうなら「あなたの言葉で聞かせてください」でしょうかね。
そもそもブロガー集めてタッチアンドトライ的なことしているイベントって、より消費者の目線に近い人の文章が欲しいわけでしょ?上手い文章や写真や拡散力でいったら大手メディアに書いてもらったほうがいいわけだし。
なのに結局文章が大手メディアのモノマネだと全く意味がないんですよね。
もちろんある一定数の記事が世間に出ることで注目集めやすいというのはあるんでしょうが、それにしても胡散臭さを感じるものが多いなというのが印象だったりするんだと思います。
あと、大手メディアが取り上げてないような商品を特定の層の人たちが急にべた褒めするのもとにかく見てて違和感しかないです。

まあこんな文章を垂れ流してたら、どこからも取材のお誘いなくなりそうなんで、お腹を満たしたら書かなくて済むかなと思って豆腐食べようとしたら、シンクの中に大胆にまるごと落としてしまったので単に怒りの矛先を罪のないブロガーさん達に向けてしまっただけなんですけどね。
とりまお腹すいた。