厚木基地訴訟は画期的な判決です。最高裁まで行くと思いますが、地裁判決が維持される可能性が高いと思います。 原発差止も画期的な判決だと思いますが、論理構成に難があると思います。多分高裁で覆ると思います。 日本は司法消極主義だと言われます。簡単に言えば、政治的な問題については裁判所はあまり口出ししないと言うことです。政治的な問題は選挙で選ばれた国会議員が決めるべきもので、選挙の洗礼を受けていない裁判官は抑制的であるべきだと言うことです。 しかし、政治的な問題すべてを国会に任せてしまうと多数の横暴によって少数の人権が侵害されることもあり得ます。そのような時に裁判所が少数の人権を擁護する役目を果たします。 v 騒音によって不眠になり健康被害が生じているなら、裁判所がそのような被害を防ぐことは認められると思います。 しかし、原発から250キロ離れている住民が将来生じるかも知れない被害を防ぐために原発の稼働を差し止めることはいき過ぎだと思います。被害の程度が異なります。 私自身は、原発はトイレのないマンションであり、いずれはなくすべきだと思っていますが、裁判所が一刀両断で差し止めるのはどうかと思います。国民、政治家が議論を尽くして決めるべき政治的な問題だと思います。 |
<< 前記事(2014/04/28) | ブログのトップへ |
タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
---|
内 容 | ニックネーム/日時 |
---|
<< 前記事(2014/04/28) | ブログのトップへ |