【ＡＫＢ総選挙速報】さしこ、やっぱり首位！史上初連覇へ「かなりうれしい」

速報で首位に立った指原莉乃

　２０日から投票が始まった「第６回ＡＫＢ４８選抜総選挙」（６月７日開票・味の素スタジアム）の速報順位が２１日、東京・秋葉原のＡＫＢ４８劇場で行われたチームＢ公演後に発表され、史上初の連覇を目指すＨＫＴ４８・指原莉乃（２１）が３万７５８２票でトップに立った。２位のＡＫＢ４８・渡辺麻友（２０）には約１万２０００票差をつけた。１４位には無名のＳＫＥ４８・二村（ふたむら）春香（１８）が急浮上するサプライズがあった。

　史上初の連覇を目指す指原が好発進だ。２位の渡辺に１万２０００票以上の差をつけてダントツ。昨年、過去最多の１５万５７０票を獲得した女王の貫禄を見せつけた。

　発表後、別の仕事現場で朗報を受けた指原は「きょう１日、すごく張り詰めたものが自分の中にあったので、すごく安心しています」と喜びのコメントを寄せた。ツイッターでは「こわいですが、正直かなりうれしいです！　不思議な感情です」と語った。

　昨年は発表の瞬間、会場のメンバー、スタッフ、観客が驚きのあまり言葉を失ったが、この日は誰もが納得の表情を浮かべた。それは、この１年の活躍を評価するものだ。関係者が「この１年、ＡＫＢを救ったのは指原」と語るように巧みなトークで話題を振りまき、篠田麻里子（２８）ら主力の離脱による人気低迷を食い止めた。

　今年はＨＫＴ４８として初のコンサートツアーを九州７県で成功させた。指原は曲目や舞台演出にもアイデアを出し、スタッフの打ち上げにも顔を見せた。大分で行われた初日公演の記念すべき１曲目はモーニング娘。の「ザ☆ピ〜ス！」だった。「観客にサプライズを提供したい」との思いを込めて、あえてライバルの曲を選んだ。

　４月、さいたまスーパーアリーナでのコンサートでは体操着姿で登場。幕張メッセではミュージカル風の寸劇を披露した。移籍が決まり、名残を惜しむ仲間にはトークコーナーで「さみしい時は部屋に男を呼ぶこと」とアイドルとしては禁断のジョークを飛ばして笑わせた。スタッフやマネジャーはヒヤヒヤかもしれないが、「次は何を見せてくれるんだろう」とファンの興味をそそるのだ。

　指原に牽引されたＨＫＴ勢は１０位の兒玉遥（１７）、１１位の森保まどか（１６）ら１５人（兼任含む）が８０位以内にランクイン。指原は「すごくうれしいです」と大喜び。投票期間は残り約２週間。指原が前田敦子（２２）、大島優子（２５）も達成できなかった２連覇に向けて突き進む。

　◆第６回選抜総選挙

　▼立候補者　過去最多の２９６人。ＡＫＢから１３５人、ＳＫＥから６３人、ＮＭＢから６５人、ＨＫＴから４７人、ＪＫＴから１人、ＳＮＨから２人、乃木坂４６から１人。

　▼選抜　上位１６人がＡＫＢ４８のシングル曲（タイトル未定、８月発売予定）。１位がセンター。１７位から８０位までの６４人がカップリング曲を歌う。

　▼投票資格者　「ラブラドール・レトリバー」購入者とモバイルサイトの会員。

　▼投票期間　２０日午前１０時から６月６日午後３時まで。

　▼開票　６月７日に東京・味の素スタジアム。

　▼辞退者　ＡＫＢの片山陽加、菊地あやか、ＳＫＥの中西優香、加藤智子、高塚夏生、水埜帆乃香、井口栞里、ＮＭＢの赤澤萌乃、木下百花、ＪＫＴの近野莉菜ら１４人。大島優子は卒業を表明しているため参加しない。