羽生三冠 ４期ぶり名人奪還

5月21日 21時40分

将棋の名人戦は２１日夜、挑戦者の羽生善治三冠が森内俊之名人を破り、４連勝で４期ぶりにタイトルに返り咲きました。

将棋の第７２期名人戦７番勝負は、森内名人に羽生三冠が挑み、羽生三冠が３連勝とリードして、２０日から千葉県成田市で第４局が行われていました。
対局は、終盤、激しい攻め合いになり、森内名人の攻めをかわして最後に攻勢に転じた羽生三冠が２１日午後８時１８分、１１１手で勝ちました。
羽生さんは、これで４連勝で名人のタイトルに返り咲き、四冠になりました。
羽生さんが名人のタイトルを獲得するのは４期ぶりで四冠になるのも４年ぶりです。
羽生さんは対局後、「積極的な将棋を心がけたが、難しい勝負が多かったので、こういう形になって幸運だった」と話していました。