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【社会】

「司法生きていた」 原告団、廷内に響く歓声と拍手

 「原発を運転してはならない」。関西電力大飯原発3、4号機の運転差し止めを命じた21日の福井地裁判決。樋口英明裁判長は、被告席に関電関係者が誰もいない中、淡々と主文を読み上げた。「やったー」。傍聴席から歓声と拍手が湧き起こり、目頭を押さえる人も。原告弁護団も小さくガッツポーズを見せた。

 「司法は生きていた」「差し止め認める」。言い渡しが始まって間もなく、原告団関係者が小走りで地裁前に飛び出し、高揚した様子で垂れ幕を大きく掲げた。傍聴席に入りきらず、裁判所の敷地外で結果を待った数十人の原告からどよめきが起き、「再稼働、反対」と喜びの声が上がった。

 この日は、首相として2011年3月の東京電力福島第1原発事故に直面した菅直人氏も、傍聴席で判決朗読に耳を傾けた。菅氏は閉廷後、報道陣に「画期的な判決だ」と評価。さらに「原発をなくすべきだ。政府がやれないなら、政権を代えてでもやらなければいけない」と持論を展開した。

(共同)

 

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