ASKA容疑者:「覚醒剤でなくアンナカ」に安中市困惑

毎日新聞 2014年05月21日 23時35分(最終更新 05月21日 23時36分)

 覚醒剤を隠し持っていたとして覚せい剤取締法違反(所持)容疑で逮捕された「CHAGE and ASKA」のASKA(本名・宮崎重明)容疑者(56)が、警視庁組織犯罪対策5課の調べに「同じ暴力団関係者から複数回、粉末をもらったが、覚醒剤ではなく合法の(興奮剤の)アンナカだと思っていた」と供述していることが分かった。否認を続けているとされるが、同課は尿検査で覚醒剤の陽性反応が出ていることなどから同法違反(使用)容疑でも立件する方針だ。

 アンナカは「安息香酸(あんそくこうさん)ナトリウムカフェイン」と呼ばれる化学物質の通称。白色の粉末で眠気や倦怠(けんたい)感を軽減する効果があるとされる。

 一方、困惑を隠せないのが群馬県安中(あんなか)市だ。長野新幹線・安中榛名駅は1997年の開業当初、山中に駅舎だけが浮かぶ様子から「もののけ駅」と呼ばれた。当時、「悪評」を逆手に取り、「もののけ会」を結成して町おこしにつなげた市商工会も「よくない響きで気になる」と残念そうに話した。【林奈緒美、山本有紀】

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