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【サッカー】

長友帰国 「世界で語り継がれる選手に」

2014年5月21日 紙面から

W杯本大会に向け、強い決意を示した長友=成田空港で(相原俊之撮影)

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 前回の南アフリカ大会に続き、2大会連続でワールドカップ(W杯)日本代表メンバーに選出されたインテル・ミラノ(イタリア)のDF長友佑都(27)が20日、成田空港着の航空機で帰国した。W杯ブラジル大会に向け自信に満ちた口調で、「やるからには優勝。このW杯を機に人々の記憶に残るようなプレーをしたいし、世界でも語り継がれるような選手になりたい」と力強く決意を示した。

 今季は攻撃面で新境地を開拓した長友。自己最多のシーズン5得点というおみやげを引っ提げ、気分良く帰国した。

 「目標は10得点10アシストだったので、物足りないけど、この1年間攻撃面ですごく成長できた。才能は自分でつくるもの。(攻撃の)才能がないと言われた自分でも、これだけの結果を残せたのだから」

 イタリアに渡って4シーズン。もともと評価の高かった守備に加え、攻撃面でも格段の成長を遂げたことで、W杯ブラジル大会に向け、さらに自信が深まったという。

 「日本代表では自分の力を存分に発揮できる。でも今の自分のプレーでは、ファンの人に3年たったら忘れられると思う。このW杯を機に、人々の記憶に残るようなプレーがしたい。もちろん、やるからには優勝。世界で語り継がれる選手になりたいし、堂々と日本を率いたい」。これまでも「世界一のサイドバックになりたい」と公言してきたが、さらに大きな目標を抱いてW杯に挑む。

 18日にセリエAの最終節を終えたばかり。しばしの休養が与えられ、24日の練習から代表合宿に合流するが、「練習中もお風呂でもご飯の時も、本を読んでいても内容が入ってこないことが多々あったくらい、W杯のことを考えていた。コンディションは80%。休み? 僕はいらない」と言い切るほど心身ともに充実している。記憶に残る世界的な選手になるという決意を胸に、今伸び盛りの27歳はW杯が始まるのを待っている。(相原俊之)

 

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