田中将、必見の先発投手で４位　２０日のカブス戦は「５大イベントの１つ」

　マーのマウンドを見逃すな！　米放送局ＥＳＰＮ（電子版）は１９日までに、「必見の先発投手１０人」を発表。４位にヤンキースの田中将大投手（２５）がランクインした。日米通算３４連勝中と負け知らずの右腕から、全米も目が離せなくなっている。

　同局は各球団のスカウトに「絶対見るべき先発投手は誰か」とアンケートを実施。田中将が８票を獲得し、昨季のサイ・ヤング賞右腕シャーザーらを抑えて４位に食い込んだ。記事では「来ると分かっているスプリットで５１％の空振りを奪っている」と宝刀の切れ味を紹介。あるスカウトの「彼こそ必見の典型。ダルビッシュや松坂ほどではないかもしれないが、国の期待を背負っている。それが彼のベストを引き出している」との言葉も伝えた。

　また、米サイトのヤフースポーツは「今週のメジャー５大イベント」の１つに、田中将が敵地リグリーフィールドで先発する２０日のカブス戦（日本時間２１日午前９時５分開始予定）を選出。前回４月１６日の対決では８イニングを２安打無失点に抑えており、同サイトは「カブスファンに再び実力を見せるだろう」と好投を予測した。

　田中将自身はこの日、敵地でキャッチボールやダッシュで調整。開幕から無傷の６連勝中の右腕。負けない男の先発は、もはやメジャーでも「イベント」になりつつある。