hylomの日記: 福島問題雑感:科学を信じない人が産む害悪 21
日記 by
hylom
科学を信じない、論理的帰結を信じない人間が一定数存在するのは理解できるし、別にその人の中だけで完結するならしょうがないと思うのだが、これを見て「科学では何も解決できない」と悲観してしまう人も出てくるのではないかと心配してしまう。
「科学では人を幸せに出来ない」として宗教に走る人もいるだろう。「科学も宗教みたいなもんだ」という批判もあるが、一部の宗教はそれを信じない人に対し時に暴力で解決を試みることがある。実際に、世界を変えるためにというお題目でテロ行為を行った宗教の存在を皆さん覚えているだろう。
福島県を「人が住めない地域だ」と認定させたいというのはもはや宗教のようだ。そこから人を追い出し、反原子力の「聖地」にさせたいのだろうか。この目標を達成するために、福島県に放射性物質をばらまいて「ほら放射能が酷くて人は住めないでしょ?」なんて主張をするテロ団体が登場する日も遠くないかもしれない。
流行なのかなぁ... (スコア:1)
ちゃちゃですけど...
私はあると信じています! というのも、最近どこかで見たような。(^_^;
事故直後の放射線量に関しては、正しいデータが残っていないので、なんとも言えないんじゃないかと。
実際に福島で、そういう経験をした人がいるのであれば、事実として残しておく必要があると思います。
広島の原爆についても、雨が降って放射線レベルが下がった後のデータしか公開されておらず、
爆発直後のデータは無く、被爆した人の症状を見ると、もっと被曝量は多かったのではないかという
研究結果もあります。
これからについては、今の放射線量をみて判断すればいいので、問題はないと思いますけれど.....
真実は一つ! (スコア:0)
とは思わないですが、なんで根拠に基づくことがおろそかになるんでしょうねぇ
ま、世論とはそんなものかもしれませんが
実データ、勿論出所元とかが明示されてて、多角的に検証しても問題なければ、それを元に反証や論証できると思うんですけど、一連の発言やら盛り上がりとか見てると、どれも人のふんどしでかき回してるだけの様な...いや、ふんどしで無くってあげ足取りの方か?
その辺下手くそなマスコミ関係者に頼らず、お役所なりがちゃんと仕事すれば、反論も厚みを増すと思うんですけどねぇ
個人的には諸々の問題を含むエリアには行きたくもないのでAC
科学は信仰の対象ではなく道具に過ぎない (スコア:1)
もちろん、福島第1の現状には深く憂慮するものではありますが、
まず科学に対する信頼を大きく損なったのが東京電力であり、旧保安院の奴らであることはきちんと押さえないとダメでしょう。だいたい50年運転・廃炉に50年という代物が、1000年に一度の災害に遭う確率さえ正しく評価できない連中がのさばっていたのだから、同じレベルかそれ以下のいろいろアンチな連中が湧いてくるのは当然でしょう。
そういうリスクもきちんと評価したうえで二重化三重化にお金をかければいいものを、交付金をばらまくことでうやむやにするなんてもはや科学に対する背信行為以外の何物でもないですね。津波対策を怠った責任者のうち、吉田氏は亡くなったが、武藤氏は一体どうしているんでしょう。一生かけて除染に従事してほしいものです。
一方で、原発に反対だけど電気を使う生活は止められないという人たちは、ちゃんと太陽光なりコジェネなりをご自宅に装備されているのでしょうか?原発の電気に依存したまま反原発を唱えるのでは説得力が乏しくはありませんか。
鼻血がどうとかいう前に、表現者としては、一部の地域に巨額の交付金がどばどば流しこまれている時点でなにかを感じる感性がないことを恥じるべきでしょう。炎上商法の商魂逞し、ということなんでしょうか。
科学を語る資格のない人たちによる、科学とは別の次元の新しいビジネスか何かにしか見えないですね。
Re:科学は信仰の対象ではなく道具に過ぎない (スコア:1)
個人的な感想は#2597911のAC氏が述べてくれた [slashdot.jp]ので…。
# 庶民の理解力にも上下あるはずという点を無視するんだよなあ。こういう人って、「じゃあ理解できない凡人は我らが支配統率すべき」みたいなエリート思想に行き着きそうな気がするのは気のせいか。
ここ、スラドでも古くから採り上げられている [slashdot.jp]ように、科学と庶民の橋渡しをするべきメディアが欠落していたほうが大きいです。科学をブラックボックスとせず、さまざまな視点で語れるだけの知見がメディアに欠落してる。
同時に国家そのもの、あるいは独占寡占の事業者といった権力を適宜監視する、突っ込むという役割が日本には欠けていますし、それ以上に「それで善し」としてきたのは日本国民です。「原発の安全神話」に依存していたのはあくまで日本国民であり、電力会社や国ではないと思います。誰かがこういってるんだから、「そういうことにしておこう」「何かあったらヤツらに責任を取らせよう」という無関心が引き起こした事件の、一つにすぎないでしょう。「○○は一生かけて除染に従事せよ」などと言っていいのは、以前から原子力行政を監視し警鐘を発してきた人間だけじゃないかなあ。
# と、昨日の報道特集にまつわるツイートを見て思う。日本では責任は「取らせるもの」であり、大人が自ら背負うものではないですし。
Re: (スコア:0)
> 原発の電気に依存
現在稼働している原発は何機あったかなぁ?
自分を科学的・合理的だと思っている人が産む害悪 (スコア:0)
少なくとも福島に「長期間人が住めない事が確定している地域」はあると思うのですが。
低線量被曝のリスクが確定していないのに、福島は「人が住める地域だ」「安全だから住もう」
と主張の方が、自分を科学的・合理的だと思っている人が産む害悪だと思います。
低線量被曝のリスクを証明する事が、悪魔の証明だと言うのは1つの合理的な理解だと思いますが、
それってどこでリスクに線を引くかと言う事には全く答えを出せませんよね。
それが客観的な科学的な合理性の限界で、線を引く為には何かしら別の合理的説明が必要なわけです。
そして、あなたの主張を見る限りどこかでリスクの線を引いているように見えます。
科学が答えを出せていない以上、それは、経済優先で引くか、人命優先で引くか、
そういった様々な要素をあなたが取捨選択した結果としての主観的な合理性に過ぎません。
個人的には、避難住民が住まない選択もできる空気があれば、まあそれで良いと思ってるのですが。
Re: (スコア:0)
確定できないほど小さなリスクを気にするなら、酒もたばこもやめないと。
ましてや、災害の多いに日本に住むべきではないですね。
Re: (スコア:0)
> 災害の多いに日本
hylomらしい誤字だなw
Re: (スコア:0)
科学を妄信して低レベルの被ばくは無視できると主張する連中は今すぐ福島県の避難区域に移住しろよ。
安全性を身を持って示せるし復興にも貢献できる。
Re: (スコア:0)
都内まで通勤30分圏内なら喜んで。
Re: (スコア:0)
いつから都内は被災地になったのか?
Re: (スコア:0)
別ACだが、今の仕事を辞めてまでわざわざ引っ越しせんわな。
これから近所に原発建設が決まっても気にせんよ。
# というか、交付金等もらえるんなら積極的に賛成。
Re: (スコア:0)
こういう奴に限って何かあったら真っ先に逃げ出すんだけどな。
Re: (スコア:0)
温泉地とか、空間線量はそれなりにある。
誰も問題にしないけどね。
Re: (スコア:0)
問題ないと主張するなら、お前が責任を持って福島の避難区域はすべて解除すべきだな。
科学を「信じる」とか言う人の産む害悪 (スコア:0)
信じるものだと思ってたらそりゃ宗教と何が違うのかわからんわ。
「科学」を信じるhylomは双葉町に移住すればいいのに (スコア:0)
> 福島県を「人が住めない地域だ」と認定
福島県といっても広いので, とりあえず福島県双葉町の現在の状況 [msn.com]をお伝えする
「科学」を信じるhylomは, 今すぐ誤字だらけの編集者を辞して双葉町に移住しこの状況を「科学」の力で解決してみろよ
Re: (スコア:0)
植木は水やらなきゃ当然枯れるよ。人がいないんだから当然でしょ?
人が住めばすぐに解決するよ。
それにネズミの糞があるってことは、人間は逃げ出したけどネズミは逞しく生きてるってことじゃないかい?
Re: (スコア:0)
「人間は逃げ出した」のは「科学」を信じなかったから?
違うだろ、放射線量が高すぎるために避難せざるを得なかったんだ。
Re: (スコア:0)
実際に高いから避難した人は間違いなく存在する。
では政府や東電を信用出来なくて避難した人は存在するだろうか?
答えは・・・知らねw
ていうか双葉町に限定すれば避難したのが科学や国を信用出来るかどうかではなくて
単に避難指示が出たから、という理由の人もいるよね。実際どの程度の割合かは知らんけど。
# 避難指示が解除された後に戻ってくるかどうか、って話ならまた別かもしれない
科学というツールの利用類型と距離 (スコア:0)
科学というツールには皆頼っている気がします。ただ、時により、場合により、立場により、使い分けているということではないかと思います。科学というツールの利用目的の類型としては、
①好奇心を満たすためのツールとして
(今、直接役には立たない基礎科学領域なんかがそれ)
②観念では把握しずらい事柄を受け止めるためのツールとして
(一見不思議だが、○○の原則を考慮すれば理解できる)
③自説の説得力を高めるための拠り所として
(キミの説は間違っている。科学の論理ではこうなる)
④飯の種とかその他もろもろ
などか挙げられるように思います。
「俺は科学を信じない」という言動は②及び③の複合型の類型といえば説明できるように思います。
東日本大震災に絡んで起きた、とても納得し難い事象に対して、科学的説明をそのまま受け入れてしまうと、感情的に受け入れ可能なキャパシティを超えてしまう場合に「俺は信じない」と言ってしまうパターンとか、科学的説明によって言いくるめられてしまうことを恐れ、「俺は信じない」ゾーンに退避することで、とりあえず身を守るパターンがあるように思います。
まあ、人間ですから、世の中のすべての事象を科学的に知っているわけでもなく、受け入れられる事実のキャパシティにも限りがある弱い存在だと思うので、それなりに認めてあげる必要があり、翻って自分を見つめなおすと、図らずも「俺は信じないゾーン」に自分も入り込んでいることに気付いたりもします。
今、「科学で解決できるはずだったのに」と悲観している人はかなりいると思います。しかし、その人たちも科学を否定しているわけではないと思います。
福島第一発電所で水素爆発などが起きているとき、「科学を(というか科学者を)信じられない」と言いつつも、ローテクな方法による解決手段の解説などがあると「もっと科学的解決法はないの?」という人がいたりして、なるほどねぇ~、と感心していました。結構科学は信じられています。
その人にとって適切と思われる"科学"との距離が状況や環境によって変動しているだけだと思います。