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携帯のない恋愛を僕は知らない


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携帯ありきの人生ですよ。

 

おはよう、0人目の友達。

 

自分の人生を振り返ったとき、1番輝かしいハイライトは小学校6年生の時だと思う。

卒業式の前日、僕は初めて女の子に告白された。

眼鏡がトレードマークで小柄な彼女のことを、僕は小学校三年生の頃から好きだった。目を見て話すだけで顔を真っ赤にしていたくらいで(基本女の子に対しては顔を赤くしていたけど)まともに話せた記憶があまりない。

 

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音楽室に呼び出され、よく分からない距離感で向かい合い彼女が口を開く。

 

「小学校三年生の頃から好きでした」

 

おほ??

 

簡単に言えば、約4年間相思相愛だったらしい。

これは後になって思うんだけど、相思相愛で女の子の方から告白させてしまったのはなんとも情けないな。

で、もっと情けなかったのは告白された直後で、結果だけを言うと『何も言えなかった』

正確には何と返せばいいのか分からなかった。

『彼氏彼女になる』という選択肢を小学校6年生が選んで良いのか分からなかったし、彼女とは別の中学校に行くことも分かっていたので、この時の自分にはこの状況でどうするべきかの正解が1mmも見つからなかった。

 

「ありがとうございました」

 

と彼女が僕に頭を下げた。恥かしそうにその場を立ち去ろうとする。

 

「あのっ!」

 

と呼び止めたのは、考えがあったからではなく咄嗟だった。

そこから数秒間、考えて発した言葉が

 

「嫌いではない」

 

だったと思う。

勇気を出して告白してくれた女の子に、しかも自分が好きだった女の子に、「嫌いではない」という中途半端な言葉をかける最低な男。

 

ぬら ひかる 12歳

 

いつもこの時のことを思い出すと考える。もし、僕に少しの勇気と大人びた思考があれば彼女とどうなっていただろう?

 

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 中学がバラバラで連絡はどうするのか?

 

中学校がバラバラになるのは彼女が隣街に引っ越すからで、さほど遠くはないけれど当時にしてはかなり離れてしまうイメージだった。

もし僕が、彼女と一歩踏み込んだ関係になろうと思えばこの距離を克服しなければならない。

移動だけを考えればちょっと自転車で無理をすれば良い。問題は連絡だ。どうやってコミュニケーションをとるのか、どうやって会う約束をするのか。

 

 

携帯電話がない!!

 

この妄想をしていると1番困るのは、携帯電話がないことだ。僕がケータイを手にしたのは中学3年生の2月頃で、約3年後になる。

当時(中学1年生)はパソコンも我が家になかったので、家電+手紙くらいしか外部とのコミュニケーションをとる手段がなかった。

当時にしては当たり前のことなのに、今の自分は相当不便に感じてしまう。

 

中学校が一緒ならそこでコミュニケーションを取ることができるのに……

(当時の自分に学校内恋愛ができるだけの勇気があったかは別)

 

家電にかけるのか?

いやいやいや、家族公認じゃなきゃそんなことできないじゃん!

むりむり! 恋愛に親が介入するなんて無理です!

 

手紙も同じ!

年賀状が女の子から届くだけで、何かソワソワした態度になる母親にそんなの見られたくない。

それに自分、字が下手なので…… 不器用ですから。

 

ここまで考えていると、気が付くことがある。

別にこの件に限ったことではない、もし中学校で好きな子がデキて付き合うことになって……

 

普段の連絡は? 急に連絡とりたくなったどうする?

待ち合わせ場所に遅れそうになったら? 急に予定が入ったら?

え? あれ?

 

 

ケータイないと恋愛できないじゃん!

 

僕に初めて彼女ができたのは20歳になった直後なので、その時には既に3代目の携帯電話を持っていた。彼女との連絡は毎日取っていたし、会えない日があっても特別なんとも思わない。むしろ学校が違ったので会えない日の方が多いくらいで、ケータイ電話での連絡は生命線だったように思う。

 

僕は、離れていても連絡を取れる恋愛しか経験したことがない。

携帯電話が若い世代に普及し始めた時代を歩いてきたから、僕と同学年でもケータイのない恋愛をした人は沢山いると思うけど、メールで場所を決め、待ち合わせの場所を指定し、遅刻しそうなら電話をするようなデートしか経験したことがない。

 

小説や漫画を読んでいればいくらでもそういう話はあるかもしれない、でもそれはあくまで他人の経験であって僕の体験ではない。

 

やっぱり、携帯が無かったらどうすれば良いか分からない。

 

友達となら、「じゃあ○○の家集合ね!」なんて言って適当に集まって遊んでいたけど、彼女ともそんな感じでよかったのかな?

 

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もし携帯電話が無くなったら

 

もし今、電話もメールも使用不可能な時代になったとしたら、どうなるんだろうか?

ありきたりな妄想だけれど、考えずにはいられない。

もし僕の手からケータイが無くなったら、彼女とデートすることが出来るのだろうか?

無いなら無いで何とかするんだろうけど

 

「ケータイなんて無くても何とかなるっしょ」

 

とか思っている自分。

何とかならないぞー! お前、ケータイのある恋愛しかしたことないぞー!

 

スマホ依存度チェック

スマホ依存度チェック

 

 

今なんてもっと凄いもんな。LINEやら何やらで、コミュニケーションを取るだけなら距離なんてまったく関係がなくなっている。通話料金を気にしながら電話するなんてことも今の中高生は経験したことがないんじゃないかな? 無料通話が当たり前だし。

 

スマホが突然なくなったら当たり前のような人間関係もできなくなる人が出てくるんじゃないだろうか。

 

ん~…… 改めてって感じだけれど。

 

知らず知らず

機械に依存しているんだなぁ。

 

ヌラヌラと光る。

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