SNS

  • Twitter

サイト内検索

Powered by Blogzine[ブログ人]

カウンター

« SSDのフォーマットとSecure Erase (1) | メイン | Kingston SSDNow V+100 96GB (SVP100S2/96G) (1) »

2010/12/08

SSDのフォーマットとSecure Erase (2)

前エントリで述べたように、Secure Eraseの別の方法を試してみました。これはOCZフォーラムのこちらのスレッドに紹介されているLinuxのParted Magic 5.7というディストリビューションを用いる方法で、完全にGUIに対応してるのが特徴です。

忘却の彼方さんのブログ記事で詳細に解説されているLinuxのhdparmコマンドを用いる方法は、私のようにLinuxにあまり馴染みのない者にとっては、コマンドをすぐ忘れてしまうのでちょっと大変ですね。なので普段はその都度Secure Erase専用機にしているIDEのネットブックにつなぎ変えてHDDErase3.3を使用しています。大きな不都合はないものの、Security Freeze Lockをoverrideする際、SSDの機種によっては内部のSATAコネクタから延長ケーブルでSATA信号を外に出しドライブの電源は別のACアダプタから供給する必要がある点がやや面倒です。

■ Parted Magic 5.7を利用してAHCIでSecure Erase

Parted Magic 5.7による方法では、ホットスワップに対応したポートのある場合、AHCIのままで実行できるので便利です。メイン機であるDell Latitude E6400(HDDErase使用不可)で試してみました。このノートPCのeSATAポートとオプティカルドライブベイ(SSDに換装)はホットスワップに対応しています。

手順は上記OCZのスレッドにスクリーンショット入りの詳細なガイドがありますのでそちらを参照してください。USBメモリブートにする場合の概要は以下の様になります。

1. Parted Magicのサイトからpmagic-5.7.iso.zipをダウンロード、解凍してpmagic-5.7.isoを適当なフォルダに保存
2. Pendrivelinux.comからUniversal-USB-Installer-1.8.1.5.exeをダウンロードし、上記と同じフォルダに保存
3. 適当なUSBメモリをマウント
4. Universal-USB-Installer-1.8.1.5.exeをクリックして起動、LinuxのディストリビューションとしてPartedMagic 5.7を選択すると、同じフォルダにある場合にはpmagic-5.7.isoを自動認識
5. 当該USBメモリのドライブレターを選択(この時チェックを入れればフォーマット可)し、実行
6. あとはいくつか質問に答えていけば完了

ここまで所要時間はトータルでも数分でしょう。

7. PCをシャットダウン、USBブートすると30秒足らずでParted Magic 5.7が起動
8. 「スタートメニュー」 -> 「System Tools」 -> 「Erase Disk」と進み、後はフォーラムの解説どおり
9. 私の場合は、Erase Diskを立ち上げた後で消去対象SSDをホットスワップ対応ポートに接続することによりFreeze Lockをバイパスできています
10. フォーラムの方には記載がないのですが、対象SSDがEnhanced Secure Eraseに対応している場合は最後にそちらを選ぶか否か聞かれます
Erase_disk_asking_for_enhanced_se 通常Noを選択しますが、選択すると直ちにSecure Eraseが始まりキャンセルは不可なので要注意
11. Erase Disk画面が消えると完了
12. 「スタートメニュー」 -> 「Logout」 -> 「Shutdown」

以上が大まかな流れです。

注意点としてはドライブ選択時に十分な確認が必要なことです。消去するドライブにパーティションがあってもかまわずSecure Eraseしてしまいます。間違ってOSやデータの入ったドライブを消してしまわないようにしましょう。

あとErase Diskの最初の画面の消去方法を選ぶところで、"Internal: Secure Erase command writes zeroes to entire data areas"となっている点がやや気になります。

Erasedisk101

だた消去したX25-EのHD Tune Pro 4.60シーケンシャルリードを見る限り、前エントリに示した通常のSecure Erase後のものと変わりはないようです。

X25e_se_by_pmagic_5


このParted Magic 5.7を用いる方法によると、今までHDDEraseが撥ねられていた比較的新しいマザーボードにおいても楽にSecure Eraseできる可能性がありますね。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.blog.ocn.ne.jp/t/trackback/212411/22132080

この記事へのトラックバック一覧です SSDのフォーマットとSecure Erase (2)

コメント

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。

2013年4月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

カテゴリー

最近の記事