「日本さらなる孤立も」 国連で慰安婦問題訴えた韓国長官
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の尹炳世(ユン・ビョンセ)長官は7日、旧日本軍の慰安婦問題について、日本政府が何らかの措置を取らない場合、国際社会でさらに孤立するとの認識を示した。
尹長官はスイス・ジュネーブで行われた国連人権理事会に出席し、同日午前、仁川国際空港に到着した。
尹長官は慰安婦問題に関し、「韓日両国の問題を超え、国際社会の普遍的人権に関する問題だと思う。こうした点を人権理事会の出席者にきちんと認識してもらう良い契機となった」と話した。また「今後、日本政府は慰安婦被害者と国際社会が納得できる誠意ある措置を早急に実行することが非常に重要だ」と強調した。
尹長官は5日(現地時間)の人権理事会での演説で、慰安婦の強制性を認めた河野洋平官房長官談話を見直そうとする日本政府の動きについて、「国連に対する真っ向からの挑戦」などと強く非難し、慰安婦問題の早期解決を訴えた。
空港で取材陣の質問に答える尹長官=7日、仁川(聯合ニュース)
関連記事
- 韓国政府 国連の慰安婦演説に「日本は反論せず解決を」03-06 17:44
- 駐韓米国大使「旧日本軍慰安婦は重大な人権侵害」03-06 14:13
- 韓国長官 国連人権理事会で慰安婦問題訴え=日本批判03-05 20:16
- 慰安婦問題テーマの漫画展 仁川でもきょう開幕03-05 15:20
- 「河野談話」見直し賛同の桜田副大臣を激しく批判=韓国03-04 16:20