小説
最終話中編
世界の終焉の可能性のビジョンを見た二人は新しく得たその力を今此処に開放する…ただ単純に空白の世界の可能性を見届ける為にそして今と言う形に止め未来が無い【今と言う形をずっと留める世界を作る】者を打ち破る為に次の未来を繋げる為に双色の未完成の心優しき戦士は立ち上がる
最終話 俺達のAへ/優しい温もり 中編
場所 海鳴公園付近の高台
義之達side
彼等はガイアと別れ再び巨大な怪鳥を見てそしてその怪鳥を守る為に闘う巨大な獣を見上げる
小恋
「あの人大丈夫かな?」
そう呟き周りの一同も同じ様に黒い空を見上げる
ななか
「大丈夫だって!きっと、大丈夫…翔君達に私達のメッセージは届いて居ると思うから」
アリサ
「そうですね…でも、なのは達って一体…」
すずか
「確かに…でも、今は」
義之
「みんなを信じて待つしか無いか…渉どうした?」
先から肩をわなわなと振るわせ思わず高い声を上げる
渉
「だ、だってよ!仮面ライダーの生変身を二回も見たんだぜ!こりゃライダー好きとしちゃ興奮が止まらないぜ!それにあの【ガイア】って人はスッゲー頼りになる人だ!だから俺は、全力で応援するぜ!」
渉のライダーに対しての熱い想いを掲げ空を見上げこれでもかって言う位に高い声を上げ叫んだ
渉
「負けんじゃねぇぞ!俺達はライダーを信じてる!だから、俺達の明日を頼んだぜぇぇぇ!!!!!」
その声が響いた直後巨大な火球が再び現れ真正面にこっちに向かって来た
義之
「え?あれって先の!?マズイ皆伏せて!」
思わず全員伏せその爆発から身を守ろうとするが何時まで経っても爆発は起きないそして全員顔を上げその光景を見て言葉を無くした黒と緑の光が突如として現れ巨大な火球を打ち消した…いや、消滅させたのか…そして、その中心に居たのは黒と緑の戦士の姿が有った良く見ると前とは違って形は全然違って居た中心の体は銀色に覆われ真新しい戦士が彼等を守り抜いた
渉
「え?あれってWだよな!形が全然変わってる…じゃあ、アレって…」
全員そのWにくぎ付けになった…真新しいその姿を見て何故か心を強く揺らされる
義之
「Wが新しい仮面ライダーになった…凄いな、俺達凄い奴と友達になったな…全く翔お前って凄いよ!」
ただその言葉を呟き彼等を見守った…そしてまた彼等は信じてる仮面ライダー達の巨悪を討ち砕く姿を既にイメージしてる
義之達sideEnd
場所 海面上空
エクストリーム&ガイア&なのは&はやて&ユーノ&アルフside
目の前に現れた真新しい戦士を見て思わず言葉を失ってしまう先程の巨大な火球を打消しそしてその姿に目を奪われていた、一人が彼に対して言葉を投げ掛けた
アルフ
「えっと…翔だよね?アンタ、大丈夫?何だか色々変わってるけど」
エクストリーム
『ああ、大丈夫だ…心配を掛けてすまないでも、俺は大丈夫だ…それに/僕も居るからね皆待たせてすまない!』
エクストリームの右側の複眼が赤く点滅しそしてWを良く知るメンバーが声を上げる
なのは&アルフ&ユーノ
「フィリップ(君)!!!」
エクストリーム
『積もる話も有るけど…でも/ああ、フェイトを助け出す…それとフィリップこっちに居る人は仮面ライダーガイア事門脇 純さんだ、どうやら先俺達がやられたキメラの火球を受けた時次元に若干亀裂が走って偶然この世界に来てしまったんだ…そして、今一緒に闘ってる…えっと、先輩俺の右側ですけど…俺達二人で一人のライダーなんですけど、意思を一つに合わせて闘うスタイル何ですけど…兎も角ようやく俺達も本領発揮です/へぇ〜彼は別の世界の仮面ライダーなのか僕達以外の仮面ライダーを見るのは初めてだね』
ガイア
『え?そうなの?仮面ライダーにも色々と居るんだね…うん、宜しくボクは門脇 純事仮面ライダーガイアだ!兎に角一緒に闘ってくれるなら歓迎するよ!』
エクストリーム
『良し、それじゃ皆反撃に移るぜ!』
そしてそれぞれ散開しなのは達は得意の砲撃魔法でキメラの足止めをしそしてエクストリームとガイアはマシンを走らせ、サイクロンロードに乗りキメラの攻撃を回避する
ガイア
『此処は、ボクに任せてくれ!』
エクストリーム
『え?でも、先輩一人で此処はキツイハズじゃ?』
ガイア
『仮にもボクは君の先輩の仮面ライダーさ、だから行け!君の家族を取り戻して来い!』
アルフ
「大丈夫!」
ユーノ
「此処は僕達が抑えます!」
エクストリーム
『分かった、皆くれぐれも無茶するなよ/そう言う君が一番無茶するけど、今は茶々を入れてる暇は無いか…』
なのは
「一緒に行こう!」
はやて
「私らがサポートするから!翔兄達は!」
エクストリーム
『分かってる!フィリップ/分かってる無茶な事をやるんだろ?/流石、相棒!俺の考え分かってるぜ!』
ガイアは持ち前のコントロールを駆使しタイヤからカッターを展開しキメラの体に取り付き攻撃を仕掛けアルフとユーノはガイアの援護に加わりその後スタッグフォンを操作し再び魔方陣をハードボイルダーのスタート・ダッシュユニットを言切り替えハードタービュラーに切り替えハンドルのアクセルを捻る
エクストリーム
『しかし、また便利な活用方法を考えた訳だな/ああ、物質の転送を技術を少し弄ってほら、僕等のメモリ転送をその応用版だよ/成る程ホント末恐ろしい程の開発技術だな…よっしゃ、このまま最短コースで突っ切るぜ!』
敵のドーパント部隊の攻撃を回避しタビューラーウィングのカッター攻撃で撃破しなのは達の援護も有りナスカヴィラコチャラスカの目の前に迫る
なのは
「此処からは、守備が固い…でも」
はやて
「そやな、このままじゃじり貧やで…」
目の前のドーパント軍団の数にやや冷や汗をかきながら活路を見出すが下手に動く事が出来ない
エクストリーム
『二人ともありがとな…此処からは俺達の仕事だ、任せてくれ!』
なのは
「え?でも、翔君達じゃキツイよ?」
はやて
「いくら、新しくなっても」
エクストリーム
『大丈夫さ、今のWなら可能だ/それに二人とも無理して来てるんだろ?なら、此処で無理されるのが余計に迷惑だ!それにフェイトが二人の顔が疲れ顔を見たらいらん心配かけちまうぞ?兎に角二人は無理せず牽制役に回ってくれ…フェイトは絶対助け出す…んで、全部終わったら義之達皆に状況を説明してフィリップの自己紹介も兼ねてな/そう言う事だ、此処は僕等に任せてくれ!』
なのは
「うん、わかったの!」
はやて
「んじゃ、頼むで翔兄!緑のお兄さん!」
二人はWから離れ再びナスカヴィラコチャラスカの方に向きなおす…アクセルを捻り奴のエネルギー弾を回避し奴の頭部付近まで接近する
エクストリーム
『ねぇ、翔こんな時に不謹慎だと思うけど/ん?何だよ?/君は、もし自分が死ぬとしたら何処で死にたい?』
その問いに対し数秒程悩み答えを呟く
エクストリーム
『さぁな、俺は自分の理想の死を決めて良い程闘って来ちゃ居ない…まだ明日が来る日を守れてない…自分の死を考える暇は無いな/そうか…さてと此処からが問題だが…先このエクストリームの閲覧で解読しそしてフェイトの居所まで検索済みだ!奴の胸の中央のコア部分に捕えられて居る、普通の方法じゃ侵入は困難だが…此処は無難に強硬突破で行こうか?/ああ、それが俺達好みの選択だ!で、このエクストリームの力を使うって訳だな/その通りだ、じゃあ行くよ!/待ってろ今行くぜ!』
ハードタビューラーから飛び降りそして一度ドライバーのエクストリームを閉じ、右のマキシマムスロットにJOKERメモリを差し込んだ
『JOKER・MAXIMUM・DRIVE』
そして閉じたエクストリームを再び開いた
『XTREAM・MAXIMUM・DRIVE』
そしてその瞬間エクストリームに風の渦を身に纏い両足に黒い魔力のエネルギー体が発生しエクストリームは先ず左足で蹴り込み次に右また左と何度もナスカヴィラコチャラスカの中心の胸部分に蹴りを連発で蹴り込むそしてヴィラコチャラスカは自己防衛で何度もエネルギー弾を撃ち込むがそれを蹴りで弾き飛ばしドンドン前に進む
エクストリーム
『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!JOKER・STORM・XTREAMだぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!』
そのまま体を高速左回転させドリル回転の要領で奴の固い強硬な体に一点の穴を掘り続けた自分達を呼ぶ声に傾け向かいに行く為に彼等は全力で前に進む
エクストリーム&ガイア&なのは&はやて&ユーノ&アルフsideEnd
場所 ナスカヴィラコチャラスカ本体【内部】
エクストリーム&ナスカ&フェイトside
その時既にデータの解析を終えフェイトは薄らと目を開け周りを見渡した
フェイト
「うぅぅぅ…」
ナスカ
『おや、お目覚めですか?貴方のデータはしっかりと取らせて頂きました…流石プレシア・テスタロッサの力作ですね…どうやら根本的に仕組みが違うらしいですね、今後の良い参考になりました…さてと、これで人間は次の段階での【今】の進化が出来る…フェイト・テスタロッサ、貴方の存在は無駄では無かった…では、貴方の待つ者達の場所に行くと良い!最後に何か言い残す事は有りますか?』
フェイト
「…ここ……き、て」
ナスカ
『ん?何ですか?』
フェイト
「私は此処に居るよ、だから助けに来て【仮面ライダー】…」
ナスカ
『それが最後の言葉か実に哀れだ…正直幼い子を命を奪うのは忍び難いが、しかし貴方は実に異端な存在だ…だから、これで…なんだ?』
その時コア部分の場所が揺れ始めた更にその揺れは激しさを増し削られて行く音を耳にしたその音は次第に大きく為りそしてコアを覆う壁の一部にヒビが出来次第にそのヒビが大きく広がる
ナスカ
『まさか、こんな所まで!?』
そして強固なハズの壁は一気に崩れそして丁度その目の前に黒い足がナスカの顔面を捕えそして
エクストリーム
『オリャアァァァァァァ!!!!!』
ナスカ
『ぐうぅぅぅぅぅ!!!』
ナスカの顔の一部を蹴り砕き奴は大きく飛ばされ二、三度体を回転し壁に激突しそのまま仰向けに倒れ込んだ
エクストリーム
『フェイト!!!/落ち着け、彼女は無事だ/フェイト…良かった、少し待ってろ』
フェイトに施された鎖を全て壊しゆっくりと地面に下し彼の顔を見上げた
フェイト
「やっぱり来てくれた…それに、ちょっとカッコよくなったね?」
エクストリーム
『当たり前だ…俺は、決して約束を違えはしない…もう大丈夫だ…それと褒めてくれてありがとな/それにバルディッシュも無事の様だ/良し此処を脱出するぞ!フェイトは身体動けるか?』
フェイト
「う、うん…ちょっと疲れたけどまだ全然大丈夫…後ろ!」
フェイトの声で後ろを振り返りナスカはワナワナと肩を震わせそして剣を向けた
ナスカ
『毎度の事ながら…実に勘に触りますね!仮面ライダー君!貴方は自分がやってる事を分かってるのか!?』
エクストリーム
『何が言いたい?』
ナスカ
『良いですよ、此処まで来た褒美です…私の世界はこの世界と良く似てました…しかし文明の利器があまりにも発達し人は成長しすぎた、そして私の世界は滅んだ…実に皮肉な話ですよ、そして生き残った私は、誓ったのだ…人は【今】のままで良いとね、ジェルシードを使った実験で一度世界を変えて今と言う姿のままで生きられる進化した世界を作ろうと考えました…そして、その実験にプレシア・テスタロッサを騙し事を上手く運ぼうとした矢先に度々貴方がそれを妨害し敢え無く失敗した…いや、そもそも君をイレギュラーとして招いた私の采配ミスだな…だから今回は一番手間が掛かる方法を使用したんですよ…』
エクストリーム
『それが【プロジェクトF.A.T.E】を導入しそして夜天の書の記憶保持の能力に目を付けた訳か…そして人々に【変わらない今】と言う世界を作る…それが貴様の目的だな?』
ナスカ
『ええ、そうですよ…その為に力を蓄えて来た…しかし、まさかのどんでん返しとは…ふざけるなよ!後少しで私の悲願が叶おうとしてると言うのに何故だ、人は死にたくないハズだ!何故貴方私の意思を理解しようとしない何故受け入れない?もう一度自分の家族と会うチャンスを何故だ!理解できない!』
ただナスカは、彼等が選んだ答えに対し不満をぶつけその時答えは既に決まって居た…何時もの様に左手で【ポンポン】とフェイトの頭に手を置きフェイトの目からはエクストリームの姿じゃ無く何時も通りの彼の姿が目に浮かんだ…ただ小さく頷きそして彼等その言葉に対し答えをぶつける
エクストリーム
『いや、まさか…此処まで予想した答えとは、正直言って呆れたよ…ナスカお前が言うのは進化した世界では無くそれは【押し売られた世界】と言うんだ/まぁ、例によって例の如くの悪党のお決まり文句だな…自分の世界がそうなったから…世界を全部自分好みに変えるだと?悪いが俺達は何度でも邪魔をする例え体一つ何ても食らい付いて倒す、その心その想いこそが仮面ライダーなんだ…さぁ、行くぜ…此処からが俺達なりのお片付けだ!って?フェイト?』
フェイトは自分のマントを外しエクストリームにそれを渡す
フェイト
「これ、使って!だって…仮面ライダーにはマフラーが有った方がカッコいいから!」
そう言ってマントを受け取りそのままマントを首にしっかりと巻き赤と白の少し変わったマフラーだがしかしフェイトの優しい想いを詰まっており負ける気は無かった
ナスカ
『しかし、仮面ライダー君?丸腰で良いのですか?フェイト・テスタロッサに手を貸して貰いますか?』
エクストリーム
『お前相手にフェイトの手を汚させやしねぇよ…お前とは此処で決着をつける!【プリズム・ビッカー】!』
その時銀の中心部分が光そして光は形を作りだし緑の大きな盾を取り出し左手で掴みそして上の先端部分を掴みそれを引き抜き先端緑のクリスタルの大きな大剣で有った
ナスカ
『これで、条件は五分と五分ですね…しかし、私も少し本気で行きましょう』
ナスカもう片方の剣を取り出しお互いジリジリと構えそしてエクストリームのマフラー先端が動きそれは闘いのゴング代わりとなりお互いに剣と剣がぶつかり合うそしてナスカのもう一本の剣をビッカーシールドで抑え一旦離れ体制を立て直し再度剣がぶつかり合いお互いの剣先に火花を散らす何度か剣同士でぶつかり未だにお互い決定打を見出せない
ナスカ
『まさか、これ程とは実際に姿が変わった訳じゃありませんね?』
エクストリーム
『ああ、このWは沢山の人の想いが込められて居る/僕達は此処で挫ける訳には行かない!』
ナスカ
『そうですか…良いでしょう、行きますよ!』
そして再び再度ぶつかりその時奴の剣を盾で抑え一気に切り込むとするがしかし奴は少し右腕を逸らしエクストリームの首元を切り裂いたと思われたがギリギリの所で回避し仮面の頭部の角部分が一部欠け落ちた
ナスカ
『くぅ、実に勘の良い奴だ…確かにコレは、政党法では勝てない…ならば』
ナスカは超高速でエクストリームの目を欺きそのままフェイトの後ろに立ち一気に剣を振り下す
ナスカ
『これで、立ち上がる事は出来ない!…何?』
フェイトも一瞬反応が遅れ目を閉じるが痛みを感じない…その時エクストリームは自分の盾で有るビッカーシールドを投げ込み剣がシールドに当たり僅かに剣の軌道を逸らしそして一気に駆け込みビッカーソードを力強く振るい下した
エクストリーム
『ハアァァァァ!!!斬・撃!』
そのままナスカの懐に飛び込み奴の左腕を切り裂いた…ナスカの自分の左腕を失った
ナスカ
『あ、あああああああ…私の腕が貴様良くも舐めた真似を!』
残された右腕で攻撃するがビッカーソードで抑え込み再び激しい火花を散らす
フェイト
「おにぃちゃん!」
エクストリーム
『フェイト…俺は君の母のプレシアさんとそして姉のアリシアさんに約束したんだ…未来に明日に連れて行くってな!だから、守り抜くフェイトの未来を守り抜くのはそれ以外の未来を守るって事だからな!だから守り抜くぜ!』
ナスカ
『何故だ、何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ!!!!何故お前は、未来に希望を託せる!人はこのまま進めば破滅だぞ!何故それが分からん!』
エクストリーム
『テメェの暗い不幸自慢話なんて一々聞いて居られるか!/お前のやろうとしてる事は未来の可能性を閉じ込め人の進む意思を殺す事だ!/テメェの身勝手に人々の未来を終わりを決めるな!行くぜ、コレで最後の決着だ!』
そして掌から真新しいメモリが生成されそれを掴みビッカーソードの先端部分に差し込んだ
『PRISM・MAXIMUM・DRIVE』
ナスカは一旦下がるがエクストリームは一気に地面を踏み込み奴の体をビッカーソードをナスカのドライバーに突き立てそのまま一気に後ろの巨大なコア部分に突き刺した
ナスカ
『ぐうううう、がああぁぁぁぁ!!!!き、貴様等!!!!』
エクストリーム
『お前の本体は中心核は此処だって分かってるのさ!/コレで僕達の作戦は成功だ!/最後は地獄の閻魔にでも言って置きな!これで決まりだ!【PRISM・BREAK!!!】』
そのままナスカの体は両断されそして中心核で有るコアを切り裂きナスカヴィラコチャラスカは活動を停止奴の体は動きを無くしそして表で闘って居たドーパント部隊も活動を停止そして大型のキメラドーパントも活動を停止しそして奴等はデータの残骸の様に消え去った…この時勝利を確信するが…しかし、まだ本当の終わりで無い
続く
最終話 俺達のAへ/優しい温もり 中編
場所 海鳴公園付近の高台
義之達side
彼等はガイアと別れ再び巨大な怪鳥を見てそしてその怪鳥を守る為に闘う巨大な獣を見上げる
小恋
「あの人大丈夫かな?」
そう呟き周りの一同も同じ様に黒い空を見上げる
ななか
「大丈夫だって!きっと、大丈夫…翔君達に私達のメッセージは届いて居ると思うから」
アリサ
「そうですね…でも、なのは達って一体…」
すずか
「確かに…でも、今は」
義之
「みんなを信じて待つしか無いか…渉どうした?」
先から肩をわなわなと振るわせ思わず高い声を上げる
渉
「だ、だってよ!仮面ライダーの生変身を二回も見たんだぜ!こりゃライダー好きとしちゃ興奮が止まらないぜ!それにあの【ガイア】って人はスッゲー頼りになる人だ!だから俺は、全力で応援するぜ!」
渉のライダーに対しての熱い想いを掲げ空を見上げこれでもかって言う位に高い声を上げ叫んだ
渉
「負けんじゃねぇぞ!俺達はライダーを信じてる!だから、俺達の明日を頼んだぜぇぇぇ!!!!!」
その声が響いた直後巨大な火球が再び現れ真正面にこっちに向かって来た
義之
「え?あれって先の!?マズイ皆伏せて!」
思わず全員伏せその爆発から身を守ろうとするが何時まで経っても爆発は起きないそして全員顔を上げその光景を見て言葉を無くした黒と緑の光が突如として現れ巨大な火球を打ち消した…いや、消滅させたのか…そして、その中心に居たのは黒と緑の戦士の姿が有った良く見ると前とは違って形は全然違って居た中心の体は銀色に覆われ真新しい戦士が彼等を守り抜いた
渉
「え?あれってWだよな!形が全然変わってる…じゃあ、アレって…」
全員そのWにくぎ付けになった…真新しいその姿を見て何故か心を強く揺らされる
義之
「Wが新しい仮面ライダーになった…凄いな、俺達凄い奴と友達になったな…全く翔お前って凄いよ!」
ただその言葉を呟き彼等を見守った…そしてまた彼等は信じてる仮面ライダー達の巨悪を討ち砕く姿を既にイメージしてる
義之達sideEnd
場所 海面上空
エクストリーム&ガイア&なのは&はやて&ユーノ&アルフside
目の前に現れた真新しい戦士を見て思わず言葉を失ってしまう先程の巨大な火球を打消しそしてその姿に目を奪われていた、一人が彼に対して言葉を投げ掛けた
アルフ
「えっと…翔だよね?アンタ、大丈夫?何だか色々変わってるけど」
エクストリーム
『ああ、大丈夫だ…心配を掛けてすまないでも、俺は大丈夫だ…それに/僕も居るからね皆待たせてすまない!』
エクストリームの右側の複眼が赤く点滅しそしてWを良く知るメンバーが声を上げる
なのは&アルフ&ユーノ
「フィリップ(君)!!!」
エクストリーム
『積もる話も有るけど…でも/ああ、フェイトを助け出す…それとフィリップこっちに居る人は仮面ライダーガイア事門脇 純さんだ、どうやら先俺達がやられたキメラの火球を受けた時次元に若干亀裂が走って偶然この世界に来てしまったんだ…そして、今一緒に闘ってる…えっと、先輩俺の右側ですけど…俺達二人で一人のライダーなんですけど、意思を一つに合わせて闘うスタイル何ですけど…兎も角ようやく俺達も本領発揮です/へぇ〜彼は別の世界の仮面ライダーなのか僕達以外の仮面ライダーを見るのは初めてだね』
ガイア
『え?そうなの?仮面ライダーにも色々と居るんだね…うん、宜しくボクは門脇 純事仮面ライダーガイアだ!兎に角一緒に闘ってくれるなら歓迎するよ!』
エクストリーム
『良し、それじゃ皆反撃に移るぜ!』
そしてそれぞれ散開しなのは達は得意の砲撃魔法でキメラの足止めをしそしてエクストリームとガイアはマシンを走らせ、サイクロンロードに乗りキメラの攻撃を回避する
ガイア
『此処は、ボクに任せてくれ!』
エクストリーム
『え?でも、先輩一人で此処はキツイハズじゃ?』
ガイア
『仮にもボクは君の先輩の仮面ライダーさ、だから行け!君の家族を取り戻して来い!』
アルフ
「大丈夫!」
ユーノ
「此処は僕達が抑えます!」
エクストリーム
『分かった、皆くれぐれも無茶するなよ/そう言う君が一番無茶するけど、今は茶々を入れてる暇は無いか…』
なのは
「一緒に行こう!」
はやて
「私らがサポートするから!翔兄達は!」
エクストリーム
『分かってる!フィリップ/分かってる無茶な事をやるんだろ?/流石、相棒!俺の考え分かってるぜ!』
ガイアは持ち前のコントロールを駆使しタイヤからカッターを展開しキメラの体に取り付き攻撃を仕掛けアルフとユーノはガイアの援護に加わりその後スタッグフォンを操作し再び魔方陣をハードボイルダーのスタート・ダッシュユニットを言切り替えハードタービュラーに切り替えハンドルのアクセルを捻る
エクストリーム
『しかし、また便利な活用方法を考えた訳だな/ああ、物質の転送を技術を少し弄ってほら、僕等のメモリ転送をその応用版だよ/成る程ホント末恐ろしい程の開発技術だな…よっしゃ、このまま最短コースで突っ切るぜ!』
敵のドーパント部隊の攻撃を回避しタビューラーウィングのカッター攻撃で撃破しなのは達の援護も有りナスカヴィラコチャラスカの目の前に迫る
なのは
「此処からは、守備が固い…でも」
はやて
「そやな、このままじゃじり貧やで…」
目の前のドーパント軍団の数にやや冷や汗をかきながら活路を見出すが下手に動く事が出来ない
エクストリーム
『二人ともありがとな…此処からは俺達の仕事だ、任せてくれ!』
なのは
「え?でも、翔君達じゃキツイよ?」
はやて
「いくら、新しくなっても」
エクストリーム
『大丈夫さ、今のWなら可能だ/それに二人とも無理して来てるんだろ?なら、此処で無理されるのが余計に迷惑だ!それにフェイトが二人の顔が疲れ顔を見たらいらん心配かけちまうぞ?兎に角二人は無理せず牽制役に回ってくれ…フェイトは絶対助け出す…んで、全部終わったら義之達皆に状況を説明してフィリップの自己紹介も兼ねてな/そう言う事だ、此処は僕等に任せてくれ!』
なのは
「うん、わかったの!」
はやて
「んじゃ、頼むで翔兄!緑のお兄さん!」
二人はWから離れ再びナスカヴィラコチャラスカの方に向きなおす…アクセルを捻り奴のエネルギー弾を回避し奴の頭部付近まで接近する
エクストリーム
『ねぇ、翔こんな時に不謹慎だと思うけど/ん?何だよ?/君は、もし自分が死ぬとしたら何処で死にたい?』
その問いに対し数秒程悩み答えを呟く
エクストリーム
『さぁな、俺は自分の理想の死を決めて良い程闘って来ちゃ居ない…まだ明日が来る日を守れてない…自分の死を考える暇は無いな/そうか…さてと此処からが問題だが…先このエクストリームの閲覧で解読しそしてフェイトの居所まで検索済みだ!奴の胸の中央のコア部分に捕えられて居る、普通の方法じゃ侵入は困難だが…此処は無難に強硬突破で行こうか?/ああ、それが俺達好みの選択だ!で、このエクストリームの力を使うって訳だな/その通りだ、じゃあ行くよ!/待ってろ今行くぜ!』
ハードタビューラーから飛び降りそして一度ドライバーのエクストリームを閉じ、右のマキシマムスロットにJOKERメモリを差し込んだ
『JOKER・MAXIMUM・DRIVE』
そして閉じたエクストリームを再び開いた
『XTREAM・MAXIMUM・DRIVE』
そしてその瞬間エクストリームに風の渦を身に纏い両足に黒い魔力のエネルギー体が発生しエクストリームは先ず左足で蹴り込み次に右また左と何度もナスカヴィラコチャラスカの中心の胸部分に蹴りを連発で蹴り込むそしてヴィラコチャラスカは自己防衛で何度もエネルギー弾を撃ち込むがそれを蹴りで弾き飛ばしドンドン前に進む
エクストリーム
『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!JOKER・STORM・XTREAMだぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!』
そのまま体を高速左回転させドリル回転の要領で奴の固い強硬な体に一点の穴を掘り続けた自分達を呼ぶ声に傾け向かいに行く為に彼等は全力で前に進む
エクストリーム&ガイア&なのは&はやて&ユーノ&アルフsideEnd
場所 ナスカヴィラコチャラスカ本体【内部】
エクストリーム&ナスカ&フェイトside
その時既にデータの解析を終えフェイトは薄らと目を開け周りを見渡した
フェイト
「うぅぅぅ…」
ナスカ
『おや、お目覚めですか?貴方のデータはしっかりと取らせて頂きました…流石プレシア・テスタロッサの力作ですね…どうやら根本的に仕組みが違うらしいですね、今後の良い参考になりました…さてと、これで人間は次の段階での【今】の進化が出来る…フェイト・テスタロッサ、貴方の存在は無駄では無かった…では、貴方の待つ者達の場所に行くと良い!最後に何か言い残す事は有りますか?』
フェイト
「…ここ……き、て」
ナスカ
『ん?何ですか?』
フェイト
「私は此処に居るよ、だから助けに来て【仮面ライダー】…」
ナスカ
『それが最後の言葉か実に哀れだ…正直幼い子を命を奪うのは忍び難いが、しかし貴方は実に異端な存在だ…だから、これで…なんだ?』
その時コア部分の場所が揺れ始めた更にその揺れは激しさを増し削られて行く音を耳にしたその音は次第に大きく為りそしてコアを覆う壁の一部にヒビが出来次第にそのヒビが大きく広がる
ナスカ
『まさか、こんな所まで!?』
そして強固なハズの壁は一気に崩れそして丁度その目の前に黒い足がナスカの顔面を捕えそして
エクストリーム
『オリャアァァァァァァ!!!!!』
ナスカ
『ぐうぅぅぅぅぅ!!!』
ナスカの顔の一部を蹴り砕き奴は大きく飛ばされ二、三度体を回転し壁に激突しそのまま仰向けに倒れ込んだ
エクストリーム
『フェイト!!!/落ち着け、彼女は無事だ/フェイト…良かった、少し待ってろ』
フェイトに施された鎖を全て壊しゆっくりと地面に下し彼の顔を見上げた
フェイト
「やっぱり来てくれた…それに、ちょっとカッコよくなったね?」
エクストリーム
『当たり前だ…俺は、決して約束を違えはしない…もう大丈夫だ…それと褒めてくれてありがとな/それにバルディッシュも無事の様だ/良し此処を脱出するぞ!フェイトは身体動けるか?』
フェイト
「う、うん…ちょっと疲れたけどまだ全然大丈夫…後ろ!」
フェイトの声で後ろを振り返りナスカはワナワナと肩を震わせそして剣を向けた
ナスカ
『毎度の事ながら…実に勘に触りますね!仮面ライダー君!貴方は自分がやってる事を分かってるのか!?』
エクストリーム
『何が言いたい?』
ナスカ
『良いですよ、此処まで来た褒美です…私の世界はこの世界と良く似てました…しかし文明の利器があまりにも発達し人は成長しすぎた、そして私の世界は滅んだ…実に皮肉な話ですよ、そして生き残った私は、誓ったのだ…人は【今】のままで良いとね、ジェルシードを使った実験で一度世界を変えて今と言う姿のままで生きられる進化した世界を作ろうと考えました…そして、その実験にプレシア・テスタロッサを騙し事を上手く運ぼうとした矢先に度々貴方がそれを妨害し敢え無く失敗した…いや、そもそも君をイレギュラーとして招いた私の采配ミスだな…だから今回は一番手間が掛かる方法を使用したんですよ…』
エクストリーム
『それが【プロジェクトF.A.T.E】を導入しそして夜天の書の記憶保持の能力に目を付けた訳か…そして人々に【変わらない今】と言う世界を作る…それが貴様の目的だな?』
ナスカ
『ええ、そうですよ…その為に力を蓄えて来た…しかし、まさかのどんでん返しとは…ふざけるなよ!後少しで私の悲願が叶おうとしてると言うのに何故だ、人は死にたくないハズだ!何故貴方私の意思を理解しようとしない何故受け入れない?もう一度自分の家族と会うチャンスを何故だ!理解できない!』
ただナスカは、彼等が選んだ答えに対し不満をぶつけその時答えは既に決まって居た…何時もの様に左手で【ポンポン】とフェイトの頭に手を置きフェイトの目からはエクストリームの姿じゃ無く何時も通りの彼の姿が目に浮かんだ…ただ小さく頷きそして彼等その言葉に対し答えをぶつける
エクストリーム
『いや、まさか…此処まで予想した答えとは、正直言って呆れたよ…ナスカお前が言うのは進化した世界では無くそれは【押し売られた世界】と言うんだ/まぁ、例によって例の如くの悪党のお決まり文句だな…自分の世界がそうなったから…世界を全部自分好みに変えるだと?悪いが俺達は何度でも邪魔をする例え体一つ何ても食らい付いて倒す、その心その想いこそが仮面ライダーなんだ…さぁ、行くぜ…此処からが俺達なりのお片付けだ!って?フェイト?』
フェイトは自分のマントを外しエクストリームにそれを渡す
フェイト
「これ、使って!だって…仮面ライダーにはマフラーが有った方がカッコいいから!」
そう言ってマントを受け取りそのままマントを首にしっかりと巻き赤と白の少し変わったマフラーだがしかしフェイトの優しい想いを詰まっており負ける気は無かった
ナスカ
『しかし、仮面ライダー君?丸腰で良いのですか?フェイト・テスタロッサに手を貸して貰いますか?』
エクストリーム
『お前相手にフェイトの手を汚させやしねぇよ…お前とは此処で決着をつける!【プリズム・ビッカー】!』
その時銀の中心部分が光そして光は形を作りだし緑の大きな盾を取り出し左手で掴みそして上の先端部分を掴みそれを引き抜き先端緑のクリスタルの大きな大剣で有った
ナスカ
『これで、条件は五分と五分ですね…しかし、私も少し本気で行きましょう』
ナスカもう片方の剣を取り出しお互いジリジリと構えそしてエクストリームのマフラー先端が動きそれは闘いのゴング代わりとなりお互いに剣と剣がぶつかり合うそしてナスカのもう一本の剣をビッカーシールドで抑え一旦離れ体制を立て直し再度剣がぶつかり合いお互いの剣先に火花を散らす何度か剣同士でぶつかり未だにお互い決定打を見出せない
ナスカ
『まさか、これ程とは実際に姿が変わった訳じゃありませんね?』
エクストリーム
『ああ、このWは沢山の人の想いが込められて居る/僕達は此処で挫ける訳には行かない!』
ナスカ
『そうですか…良いでしょう、行きますよ!』
そして再び再度ぶつかりその時奴の剣を盾で抑え一気に切り込むとするがしかし奴は少し右腕を逸らしエクストリームの首元を切り裂いたと思われたがギリギリの所で回避し仮面の頭部の角部分が一部欠け落ちた
ナスカ
『くぅ、実に勘の良い奴だ…確かにコレは、政党法では勝てない…ならば』
ナスカは超高速でエクストリームの目を欺きそのままフェイトの後ろに立ち一気に剣を振り下す
ナスカ
『これで、立ち上がる事は出来ない!…何?』
フェイトも一瞬反応が遅れ目を閉じるが痛みを感じない…その時エクストリームは自分の盾で有るビッカーシールドを投げ込み剣がシールドに当たり僅かに剣の軌道を逸らしそして一気に駆け込みビッカーソードを力強く振るい下した
エクストリーム
『ハアァァァァ!!!斬・撃!』
そのままナスカの懐に飛び込み奴の左腕を切り裂いた…ナスカの自分の左腕を失った
ナスカ
『あ、あああああああ…私の腕が貴様良くも舐めた真似を!』
残された右腕で攻撃するがビッカーソードで抑え込み再び激しい火花を散らす
フェイト
「おにぃちゃん!」
エクストリーム
『フェイト…俺は君の母のプレシアさんとそして姉のアリシアさんに約束したんだ…未来に明日に連れて行くってな!だから、守り抜くフェイトの未来を守り抜くのはそれ以外の未来を守るって事だからな!だから守り抜くぜ!』
ナスカ
『何故だ、何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ!!!!何故お前は、未来に希望を託せる!人はこのまま進めば破滅だぞ!何故それが分からん!』
エクストリーム
『テメェの暗い不幸自慢話なんて一々聞いて居られるか!/お前のやろうとしてる事は未来の可能性を閉じ込め人の進む意思を殺す事だ!/テメェの身勝手に人々の未来を終わりを決めるな!行くぜ、コレで最後の決着だ!』
そして掌から真新しいメモリが生成されそれを掴みビッカーソードの先端部分に差し込んだ
『PRISM・MAXIMUM・DRIVE』
ナスカは一旦下がるがエクストリームは一気に地面を踏み込み奴の体をビッカーソードをナスカのドライバーに突き立てそのまま一気に後ろの巨大なコア部分に突き刺した
ナスカ
『ぐうううう、がああぁぁぁぁ!!!!き、貴様等!!!!』
エクストリーム
『お前の本体は中心核は此処だって分かってるのさ!/コレで僕達の作戦は成功だ!/最後は地獄の閻魔にでも言って置きな!これで決まりだ!【PRISM・BREAK!!!】』
そのままナスカの体は両断されそして中心核で有るコアを切り裂きナスカヴィラコチャラスカは活動を停止奴の体は動きを無くしそして表で闘って居たドーパント部隊も活動を停止そして大型のキメラドーパントも活動を停止しそして奴等はデータの残骸の様に消え去った…この時勝利を確信するが…しかし、まだ本当の終わりで無い
続く
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プロフィール
- 血液型
- 血液型はB型
- 自己紹介
- どうも、ピクシブから移転した二人で一人の探偵です。以後宜しくお願いします!
- 趣味
- 漫画・アニメ・ゲーム・特撮
- 特技
- 特に無い
- 職業
- 食品関係
- 小説について
- 俺の小説が【これは苦手、これは嫌だ】と言う方は回れ右をしてください。
苦手だと言う方はご遠慮します!
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