名作MMORPG「ウルティマオンライン」(初期)
「ウルティマオンライン」通称「UO」、1997年誕生し今でもサービスが続く古参のMMORPGである。
最初のゲーム廃人を生み出したゲームじゃないかと思われる。
システムは今でもレベル制ではなく、スキル制である。
私は知り合いにこのゲームを進められたときは、まだWIN98の時代である。
今までドラクエのような勇者様にしかなったことにない私には、あまりにも衝撃的なRPGだった。
1つの世界に多くの人々が集まり、狩りをしたり、大工をしたりと、何もかもが新しかったので、
あっという間に「風炉、飯、UO」になってしまった。睡眠は削るのは当たり前になった。
「UO」の初期は、今では有り得ないシステムで成り立っていた。まさに生活シミュレーターだ。
スキルは700ポイント与えられており、1つのスキルには100まであげる事ができ、
最後まであげると、GM(グランドマスター)として称えられた。今のMMORPGじゃスキルがマックスなんてやりこめば当たり前だが、当時の「UO」とんでもないシステムがあり、GMになるのは非常に困難だったのである。
なぜなら、ほかのプレイヤーの行為が、自分のキャラに影響を与えてしまうスキルが存在したからである。
誰かが、ふいにハーブで音楽を奏でるとそれを聞いたほかのプレイヤーキャラも音楽のスキルが嫌でも上がってしまう上に、下げることができないのである。自分の理想のスキル構成にするには、どっかに隠れて地味にあげるしかないのである。
また、基本ステータスの体力などもスキルの上昇で変動する。純粋なメイジを作りたくても体力のゲージを上げた為だけに剣を振って武器のスキルを上げないと駄目なのである。これも、のちのち無駄スキルになる。
もちろん理想のキャラを作っても一人でドラゴンの下位の部類にも勝てない貧弱な人間でしかない。勇者ではないのだ。
何より、「UO」の初期は、プレイヤーキラーいわゆるPKが蔓延っており、モンスターより人間が怖かったのだ。
自由度も高く、当時は18禁ゲームだった(今も?)ので、街にいるノンプレイヤーキャラを魅了のスキルで街の外に誘導し、殺して金品を奪い(街の中で殺すと、衛兵に殺される)、その死体を解体できた。その死体を鞄に詰めて、人通りの多い場所に放置して、拾う人の様子をみて楽しむ奴がよくいた。私は、拾って驚いた方である(始めたばかりのプレイヤーは何でも拾って、装備を充実させていく)。
このゲームの武器は、どんなレアでも使えば磨り減り、修理してもいずれ壊れるし、死ぬと自分の死体と共に持ち物は置き去りになり、蘇生して貰って取りに行っても誰かが死体から持ち逃げされること等いつものことだった。
家のシステムも、争いの元になるが、面白かった。このゲームの一番の目標は、家を持つことであり、手に入れるのは困難であった。特定の期間、自宅に帰らないと家が腐ってなくなるのだが、それを多くプレイヤー待ち構え、「やった腐るぞ!いただきだ!」という時に、家の主が堂々と現れ肩透かしをくらったりした。もちろん、家売りますとか、詐欺もいた(初心者がよくだまされる)。
と、いった具合に初期の「UO」は、かなり混沌としたゲームであった。外国サーバーとかは、むちゃくちゃでまさに北斗の拳の世界でした。
今は、システムが、かなり変更されており、別のゲームになっているようだ。私が一番面白かった時代は、「UOルネッサンス」のあたりがバランスが良くて面白かった。やれるのならもう一度その時代のUOをやってみたいものだ。
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