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地下水バイパス 初の放出作業始まる
5月21日 10時42分

地下水バイパス 初の放出作業始まる
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東京電力福島第一原子力発電所の汚染水の発生を抑える対策「地下水バイパス」で、くみ上げた地下水を初めて海に放出する作業が先ほど午前10時25分から始まりました。

福島第一原発では、建屋に流れ込む地下水の影響で汚染水が1日およそ400トンのペースで増えていて、「地下水バイパス」は、建屋に流れ込む前の地下水を山側でくみ上げて海に放出し、汚染水の発生を抑える対策です。
先月、くみ上げられた地下水の検査の結果、放射性物質の濃度が国の基準より低く定めた目標値を下回ったとして、国と東京電力は21日午前10時25分から海に放出する作業を始めました。
タンクの560トンの地下水は配管を通じて原発の専用港の南側にある排水口から海に放出され、順調に進めば2時間余りで放出が終わるということです。
東京電力は地下水バイパスが本格的に稼働すれば、1日に増える汚染水400トンのうち、最大100トン程度を減らすことができるとしています。
汚染水の問題を解決するには、さまざまな対策を実施する必要がありますが、その一つの地下水バイパスで放出する地下水の放射性物質の濃度を厳格に監視しながら想定した効果をあげられるか、注目されます。

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