テイクアウトのコーヒーをより味わうためのフタ「Viora lid」
コーヒーブレイクにはアロマも堪能したいから。
コーヒーをテイクアウトするときってプラスチックのフタがついてくるじゃないですか? 中に入っている熱い液体のせいてプラスチック特有の臭いがしたり、ちょっとの振動でも中身がこぼれてしまったりと現状に満足していない人には朗報かも。
シアトル発のVaporpath社は、使い捨ての容器に入っていたとしてもせっかく買ったのだから存分にコーヒーを味わいたいという想いから、テイクアウトのコーヒーについていくるプラスチック製フタを見直し、新たなデザインにしました。
そして完成したのがViora lid(上画像、右)です。従来のフタだと、ヘリから一段下がった部分はフラットだったのに対し、Viora lidは角張った形状に変わっているのが特徴的ですね。わずかに凹んだ部分には、飲み口から出てしまった液体を受け止めるという役割があり、従来のタイプよりも幅広にカットされヘリの内側についた飲み口と併せて、中の液体が出てしまったとしても、外に飛び散ることなくフタの上に落ちるように計算されているんだとか。
下の画像では左側がViora lid。こぼれにくさは一目瞭然です。
飲み口の位置がヘリの内側にあるのは、前述の液ハネ防止のためだけではありません。まるでマグカップからコーヒーをすすっているような感覚を再現するためでもあります。さらに、カップを口元に近づけると、ちょうど鼻の真下に飲み口が来るようにデザインされているので、コーヒーのアロマが鼻孔に広がります。また、たとえカップを顔の近くまで持ち上げなくても香りを楽しめるように大き目の通気孔を設置されているなど、コーヒーを堪能するための創意工夫が細かいですね。
既存のフタと違って無臭なのでプラスチック独特の臭いに邪魔されることもなく、リサイクル可能なのもポイントです。コーヒー愛好家がコーヒーをより深く味わうために開発したというだけあってViora lidは、従来のプラスチック製フタの欠点をカヴァーしていますね。
テイクアウトしたコーヒーを持ち運ぶのが苦手なので、これが全国のコーヒーショップで使われるようになってほしいです。
source: Viora via Cool Hunting
Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文]
(たもり)
- フィーノ コーヒードリップポット 1.2L
- 竹井器物製作所
- Melitta セレクトグラインド MJ-518 (ブラック)
- Melitta (メリタ)