
イギリス公共テレビ局「チャンネル4」のドキュメンタリーが、今まで公にされることのなかった、マダガスカルの田舎に今も残る悲しい風習を追った。
(画像:Mirror)
ドキュメンタリーによると、
マダガスカルのいくつかのコミュニティでは、双子を持つことがタブーとされている。
そのため、双子を出産した両親は、世界で唯一の双子を専門に面倒をみている施設に、生まれたばかりの我が子たちを捨てる。
マダガスカルでは、死がルールとタブーを作る。
ずっと前に死んだ祖先から伝わるしきたりや風習に従い、食べるものや働く時間など、生活のあらゆる面が、死によってコントロールされている。
だから、
なぜ双子の誕生がタブー視され、双子は適切な人間とはみなされないのか、詳しいことは誰も知らない。
ただ「双子はタブー」という考えのみが、しっかり村人たちの中に浸み付いている。
その浸透力は絶大で、番組撮影中に双子が誕生した夫婦は、一方の子が健康状態が良くない状態で生まれたのだが、タブーを恐れるあまりに、その子に治療を施して生きながらえさせることを諦めた。結局、その子は亡くなってしまった。
「
もしこのルールが変われば、私たちは双子を育てます。でも、ルールが変わらなければ、双子を捨て続けるしかありません。」
最後に、女性達は、そうカメラに向かって話した。
【記事:りょーこ】
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