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 集団的自衛権の行使容認に反対する約400人が20日夜、東京・永田町の首相官邸前で「憲法破壊を許さない」と抗議した。

 作家の大江健三郎さんらが呼びかけ人の市民団体「戦争をさせない1000人委員会」が主催。参加した武蔵野美術大2年の中川葉珠(はず)さん(19)は「安倍首相は国民を見ず、個人的な思いを達成するために動いているように見える。民主主義が壊れるようで怖い」と話した。

 先だって衆院議員会館で開いた集会では、軍事ジャーナリストの前田哲男さんが講演。安倍首相が15日の会見で示した集団的自衛権行使を必要とする事例について、「現実的にあり得ない」と批判した。