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映像で瞬時に人物特定も 阪大など開発
5月20日 23時56分

防犯カメラなどに写った顔の特徴を自動的に読み取り、1000万枚の画像の中から似た人物を瞬時に選び出すシステムを大阪大学などの研究グループが開発し、犯罪捜査などに有効だとして実用化を目指すことにしています。

開発したのは、大阪大学産業科学研究所の八木康史所長などのグループです。
このシステムは、人物が写った防犯カメラなどの映像を入力すると、人物の向きや大きさにかかわらず、目や鼻、口など顔の14か所の情報を読み取り、正面を向いた顔や横顔など、さまざまな角度からの顔の画像を自動的に作ります。
そして、この画像をおよそ1000万人分の顔や全身の姿が登録されたデータベースと照合すると、僅か1秒でよく似た上位10人を選び出します。
これまでの研究では、選び出した10人の中に正解が含まれる割合は98%に上るということです。
防犯カメラの人物がマスクやサングラスを付けていても、一部が隠れた程度ならば識別でき、画質も少しぼやけた程度なら対応できるということです。
八木所長は、「犯罪が起きたとき、防犯カメラの映像などから、いち早く犯人を特定するのに有効と言える。さらに精度を高め実用化を目指したい」と話しています。

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