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ブヨングループ、バングラデシュで韓国式の卒業式
2014年05月19日11時14分[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
ダッカ地域の小学生が韓国式の卒業式に参加して韓国語で卒業式の歌を歌った。(写真=ブヨングループ) |
卒業式の文化がないバングラデシュで卒業式が、それも韓国式で開かれることになったのは、李重根(イ・チュングン)ブヨングループ会長(73)のアイデアだ。李会長はバングラデシュの小学校に卒業式がないという事実を知り2011年、卒業式の歌などが入ったデジタルピアノ5000台と教育用黒板5万個を寄贈して卒業式を提案した。バングラデシュ政府がこれを受け入れ、準備期間を経て今回初めて卒業式が開かれたのだ。
李会長はこの日の祝辞で「バングラデシュの子供たちがさらにつとめて学び、夢を育てて国の未来の責任を負う働き手として成長することを願う」として「今後も未来の世界の主役のために、教育環境の改善と支援に着実に関心を傾ける」と話した。バングラデシュは東南アジアで韓国式の卒業式が開かれた10番目の国だ。ベトナム・カンボジア・東ティモール・スリランカ・ラオス・タイ・インドネシア・マレーシア・ブルネイでもすでに韓国式の卒業式が開かれている。
ブヨングループは2003年から東南アジアの主な開発途上国を対象に、教育の機資材支援事業を展開してきた。「教育機資材は1度使って消えるのではなく継続して再生産される未来のための投資」というのがブヨングループの考えだ。ブヨングループはこれまで14カ国で小学校600校余りを作って無償で寄贈し、デジタルピアノ6万台余りと教育用黒板約60万個を贈った。
ブヨングループは今後、エチオピア・ジンバブエ・ケニア・モザンビークなどアフリカ諸国で教育機資材の寄贈対象国を拡大する計画だ。これとは別に国内では李重根会長の雅号をとった多目的教育施設「宇庭学舎」約100カ所を含む老人ホーム・保健所など教育・社会福祉施設130カ所余りで教育寄贈事業を進めている。
一方、バングラデシュの卒業式にはイ・ユンヨン駐バングラデシュ韓国大使、バングラデシュのMostafizur Rahman教育部長官や初等教育庁長、ブヨングループのボン・テヨル、キム・ウィギ両顧問をはじめ現地の教師や児童生徒ら350人余りが参加した。