冷え性防止や食欲不振に! 今が旬の新ショウガのパワーとは?


新生姜体を温めてくれたり、肉や魚の臭みを消したりと名わき役として大活躍のショウガ。
1年中手軽に手に入れることができますが、実はショウガは6月が旬なのです。

夏の時期に出回る新ショウガとは?

「新ショウガ」とは、植えたヒネショウガの上にできた新しい「根」の部分です。
夏に収穫されるものは赤い茎がついているのが特徴で、そのまま食べられる他に甘酢漬けなどにも加工されます。
ヒネショウガにくらべて繊維が柔らかく、辛みが薄いのが特徴で、細くスライスしたり、すり下ろしたりしなくても美味しく食べることができます。

新ショウガの楽しみ方

新ショウガは料理の薬味や臭みけしとしてではなく、生姜そのものの味を楽しむことができます。
代表的な料理に、お寿司屋さんででてくる甘酢漬けがありますね。
これは、新ショウガをお酢と砂糖につけたものです。
この他にも西洋風にピクルスにしたり、砂糖と醤油で煮含めたべっこう煮などがありますが、一押しなのはショウガごはんです。
レシピはとても簡単。
材料は

  • 油揚げ
  • ショウガ

 の3つだけです。
ショウガが大好きという人はショウガだけでも十分ですよ。
作り方は、ご飯を炊くときに、千切りにしたショウガと油揚げを入れ、めんつゆを少量加えた水で炊き上げるだけです。
ご飯にはショウガの良い香りが移り、熱が加わったショウガはから見も少なくおいしく食べられます。

梅雨時はショウガパワーで健康維持

梅雨時はジメジメとした湿気と乱高下する気温のせいか、食欲がわかずに体調を崩しがちという人もいるでしょう。
また、そろそろ職場に冷房が入る季節ですが、その冷気が躰に堪えるという方も多いのではないでしょうか。
この時期の体調を整える食べ物としては梅干しが有名ですが、新ショウガも同じような効果が期待できます。
ショウガに含まれるジンゲロールは強い殺菌作用があります。
このシンゲロールに熱を加えるとショウガオールという成分に変化します。
これは、血行をよくし内臓を温めてくれるので胃腸の動きを活発にしてくれるのです。
食欲が今一つわかない、冷房で体がつらい、という人はぜひ毎日の食事に新ショウガを取り入れてみましょう。
梅干しと同じように、毎日のお弁当の箸休めにショウガの甘酢漬けをご飯の片隅に入れておくだけでも効果がありますよ。

新ショウガは冷凍できる

新ショウガはヒネショウガよりも大きな塊で売られていることが多く、少人数や一人暮らしの家庭では持て余してしまうこともあります。
そんなときは冷凍保存してしまいましょう。
新ショウガは水分が多いので冷凍保存には不向きのような気がしますが、それは間違いです。
千切りにしたり、すりおろししたりして、小分けにして冷凍をしておけば使痛い分だけ解凍ができて最後まで美味しく食べられます。