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【プロ野球】

星野監督が大改革断行 4人降格、2軍5投手が合流

2014年5月20日 紙面から

練習中、身ぶりを交えて嶋(右)と話し込む星野監督(中)=コボスタ宮城で

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 4連敗で交流戦に突入する楽天の星野仙一監督(67)が19日、大改革を断行した。コボスタ宮城で行われた練習にルーキー3人を含む5人の投手を参加させ、投手と野手合わせて4人が降格。チーム内に明確な“危機意識”を伝えた。

 グラウンドに異様な空気が漂った。2軍で調整中の松井裕(桐光学園)と浜矢(ホンダ鈴鹿)の新人勢とファンミル、宮川に加え、ドラフト9位の高卒ルーキー今野(宮城・岩出山)も参加。2軍の大久保監督と酒井、高村両投手コーチまで顔をそろえた。

 ベンチに腰掛けた星野監督は苦渋の表情を浮かべる。「テストみたいなもんだよ。まあ、1軍に近い5人ということ」。チーム状態は泥沼。投打のバランスは崩壊し、借金は7まで膨らんだ。何かを変えるためには、大ナタが必要だった。

 その象徴が、今野だ。指揮官が「アイツはオマケだよ」と笑うように、まだ1軍レベルの体はできていない。

 最速150キロを超える直球で将来性を期待されてはいるものの、現時点ではチーム内のピラミッドで“底辺”に近い存在と言える。

 11日に19歳の誕生日を迎えたばかりの右腕が、1軍練習に加わる意味は何か−。「チビチビやっても仕方がない。危機感を持ってくれればいいんだけどね」。この日のテストで昇格が決まった投手は宮川だけ。ただ、指揮官は現有戦力に刺激を入れ、泥沼脱出と逆襲の意志を明確に示した。 (井上学)

 

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