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 「自分が犯人です」。一貫して無罪を主張してきた片山祐輔被告(32)が一転、一連の事件への関与を認めた。警察捜査に挑むように「真犯人」を名乗って報道機関などにメールを送りつけたパソコン遠隔操作事件。あだになったのも、保釈中に送った「真犯人」メールだった。

 「先生、申し訳なかった。犯人です」。佐藤博史弁護士によると、片山祐輔被告は19日午後9時半すぎ、こう電話で告げ、一連の事件への関与を認めたという。「死のうと思ったが死にきれなかった」とも話したという。

 これを受けて20日朝、佐藤弁護士は片山被告と弁護士事務所で会った。片山被告は「河川敷に埋めた携帯がまさか見つかると思わなかった。裁判を早く終わらせたかった。昨日の夜、自殺しようと山の中で七転八倒していた。投身自殺しようと京王線のホームに行ったが死にきれず、(佐藤弁護士に)電話をかけた」と話したという。