集団的自衛権:「限定」は個別法で…石破氏

毎日新聞 2014年05月18日 23時04分(最終更新 05月19日 00時56分)

石破茂自民党幹事長
石破茂自民党幹事長

 自民党の石破茂幹事長は18日のNHK討論番組で、安倍晋三首相が目指す集団的自衛権の行使容認について「無限定ではなく、何ができるかは全部個別の法律で決め、政府が計画を出して国会が承認する。歯止めはいくらでもかける」と述べ、憲法解釈の変更による限定容認に理解を求めた。

 国連軍や国連決議に基づく多国籍軍など、武力行使を伴う国連の集団安全保障への参加については「国民が参加すべきだと判断した時に、未来永劫(えいごう)ないとは言わない」と強調。あらためて、将来的な再度の解釈変更に含みを残した。

 また、公明党の支持母体・創価学会が「本来、憲法改正を経るべきだ」との見解を示したことについて、石破氏は記者団に「公明党の判断に全く主体性がなく、支持母体の言うままということもないだろう」と述べ、公明側をけん制した。

 一方、公明党の井上義久幹事長は同番組で「政権が代われば(憲法解釈が)ころころ変わり、法的安定性を欠くことがあってはならない」と集団的自衛権の行使容認に慎重な姿勢を強調した。国連平和維持活動(PKO)で自衛隊が武器を使って民間人らを助ける「駆け付け警護」については、「文民を保護するのは当然だ。武器使用基準も含めて、十分な活動ができるような法整備をしっかりやりたい」と述べ、前向きな考えを示した。

 創価学会の見解については、「特にコメントはない」と記者団に述べるにとどめた。【高橋恵子、高本耕太】

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