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■山下芳生・共産党書記局長

 集団的自衛権の行使が容認されたら、海外で自衛隊員が殺し殺されることになる。一番影響を受けるのは若者だ。自衛隊の入隊希望者が増えるというより、逆の(減る)方向にならざるを得ない。その先には、徴兵制ということも出てくる可能性がある。

 自民党の憲法改正草案は、自衛隊を「国防軍」と位置づけ、軍法会議(にあたる「軍事審判所」)の設置もうたっている。自衛隊員が海外の戦場で血を流すのを「イヤだ」と言ったら懲役刑だとかそんな日本を望むのか。そういう時代、局面が遅かれ早かれ来る。一内閣の憲法解釈変更でそんな時代をつくっていいはずはない。(定例会見で)