「年収は住むところで決まる」が面白いです。書中で面白いキーワードがあったのでご紹介。
Fランク大にありがちな負の同調圧力
ぼくはしばしば大学で講義をするので肌感覚があるのですが、いわゆる「Fラン」、つまり低偏差値の大学って、「頑張らないのが当たり前」的な空気が漂っているんですよね。
在籍している学生は、バイト、サークル、恋愛という「リア充イケイケ路線」、ないしはゲーム・アニメにハマって引きこもりがちになるという「ネクラ路線」に概ね分類できる気がします。
こうした環境においては、(良い意味で)意識が高い学生は学校のなかで浮いてしまい、居場所がなくなるものです。ぼくのところには、不思議とそういう学生がよく訪れます。せっかく行動力も問題意識もあるのに、周りの低エネルギーな友人に引っ張られて「自分はなんかズレているのか…」と感じてしまうという不幸なケースです。
ポジティブな圧力が掛かっている場に移動しよう
キーワードでいうと、「社会的乗数効果」と呼ばれるものがあるそうです。
教育レベルの低い人が自分と同じように教育レベルの低い人たちに囲まれて生活していると、周囲に教育レベルの高い人たちがいる場合に比べて、不健康な生活習慣に陥りやすいことがわかっている。この現象は「社会的乗数効果」と呼ばれている。
書中では、周りに喫煙者が多いと喫煙率が高くなる、という調査が紹介されています。
これって、喫煙をはじめとする健康問題に限らない話だと思うんですよね。問題意識が欠如した人たちに囲まれると、自分も問題意識が希薄になっていきます。大企業病というのは、そういう現象を指すのでしょう。
以前、慶応SFCを訪れたときに、学生の方が「SFCには、なんか面白いことをやらなきゃいけない同調圧力がある」とお話していました。これ、とても面白いですよね。ポジティブな意味での同調圧力が掛かっており、「なんか自分も面白いことしなきゃ!」と思わざるを得なくなる、という。総じていえば、学生の人生にとってポジティブな環境だと思います。
いわゆる「Fラン」大学に通っていて、「周りの人たちの意識が低くて困っている」と感じる方は、大学の外で友人をつくるべきです。今は、やはりインターンがいいのでしょう。地方の場合は、休学して都内のベンチャー、NPOあたりで働くと、だいぶ地元とは仲間の質が変わると思われます。
自分がいる場所が、どういう圧力を持っているかをよく点検すべきです。あなたが凡人だとしたら、普段どんな人に囲まれているかで、あなたは変わっていくでしょう。
ぼくは凡人である自覚が強いので、なるべく面白い人が集まる場所に行くようにしています。そういう環境に移動すると、面白いことをするのが当たり前になっていくんです。一度その感覚を掴んでしまえば、どんな環境に移っても、価値を発揮することができるとも思います。ぜひ、飛び出しましょう。
ステマ臭いですが、個人的にはETICのインターンシップフェアがおすすめです。比較的良い会社が多いので、外す可能性は低いはず。相性もあるので一概にはいえませんが…。
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サムライトとか面白いだろうなぁ。柴田さんは以前取材させていただきました(ブロガーの新たな収益源をつくる:「サムライト」柴田氏に聞くオウンドメディアの未来)。
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