皆さんは"愛するクラブ"がありますか?



僕にはあります。

Jリーグのカテゴリー別に分けるとこうだ。
J1…ベガルタ仙台
J2…愛媛FC
J3…グルージャ盛岡


中でも故郷であり、20年前から見ているベガルタ仙台には特別な思いがあり、いつも週末になると結果が気になって仕方がなくなる。
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僕達は週末になると、いつもサッカー仲間と試合を見たり、サッカー談義に花を咲かせている。


先週末も土曜日は味の素スタジアムへFC東京vsガンバ大阪を見にいった。
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25000人以上の大観衆。
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やはり注目は、ガンバの今野と遠藤、そして東京の森重と権田のブラジルワールドカップ日本代表選手。



南アフリカワールドカップから4年。


日本国内はワールドカップ一色になりつつあり、コンビニの飲料水、テレビのニュース、電車内の広告など、もはや日本代表の姿を目にしない日はない。




しかし、サッカーは日本代表だけではないと思う。


ワールドカップに行くやつが何を言っていると思われるかもしれないがワールドカップ期間中もJ2、J3、それになでしこリーグなどJ1以外のほとんどのカテゴリーは休まず開催されるのをご存知だろうか。


実はあまり知られていないが、これは日本以外の国でも開催されており、世界共通なのである。



例えば、欧州4大リーグの一つであるスペインの2部リーグの昇格プレーオフはじめ、ブラジルの隣国であるアルゼンチンやパラグアイの2部リーグ はもちろんのこと、春秋制のバルト3国やアイスランドやフィンランドにいたってはトップリーグもワールドカップ期間中に行われている。
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そして、昨日もサッカー仲間と共にJ3 町田ゼルビアvsグルージャ盛岡戦を見るために町田へ向かった。


今回はちょんまげ甲冑姿で有名なツンさんが町田ゼルビアの方々のお招きで試合後に被災地ボランティア報告会を行なうということで同行させてもらった。
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この日は、13:00キックオフだったが、試合前の募金活動とトークイベントのために早めに到着。
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僕は会場の端っこでそっと見ていたが、ツンさんの話に町田の皆さん、みんなが耳を傾けてくれて真剣に聞いてくれており、その姿に感動した。




そして、ゼルビーランド周辺を探索。

スタジアム前の芝生ではたくさんの子供たちがサッカーしたり、走り回っていた。
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また、その芝生のすぐ横には歴史的な建築物もあり、中も無料で見学できた。
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そして、町田といえば、スタジアムグルメ
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種類が豊富で充実度はおそらくJ3でNo.1でしょう。



こちらはゼルビアグッズ売り場。
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まだ時間が早かったため、ゆっくり見ることができた。
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そんな中で見つけたのがこちら。
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最近、セレッソ大阪の女性ファンのことを"セレ女"というのが流行っているが、町田ゼルビアも"ゼル女"のネーミングで対抗。

ちなみにこちらが今回出会った町田の応援マネージャーさんこと"ゼル女"です
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炎天下の中でもずっと笑顔を絶やさずに振舞っていて、サポーターにも大人気でした。


そして、僕らはゼル女のお隣で募金活動を開始。
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サポーターと選手が手伝ってくれて行なった募金活動。

町田の皆さん、僕達の声がけに耳を傾けてくれ、次から次へと募金してくれたことに感動。


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中には自分のお小遣いの中から自発的に出してくれる心優しい子どもが多かったのが印象的でした。


そして、キックオフ15分前にスタジアム内へ。
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前回ここに来たのは1年半前。

その時はまだメインスタンドが改修中だったが、現在は立派なメインスタンドが完成しており、雰囲気はなかなかいい。


僕はバックスタンドのアウェイ盛岡寄りでまったり観戦したが、ハーフタイムにツンさんのいる町田のゴール裏応援エリアへいってみることに。
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この"ふれあい応援エリア"とは、応援の仕方がわからない初めての人でも一緒に応援できるようにと作られた町田独自のエリアだそうで子供とゼル女の姿が多く見られた。


そして、ここの中心はなんとこの女の子。
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この子が持っている歌詞カードならぬ、歌詞ボードを見て応援歌を覚えたようだ。

しかもこの子、昨シーズンの途中から誰に言われるでもなく、自発的にやりはじめたそうで今では町田のゴール裏の看板娘的な存在だそうだ。


でもよく考えてみてください。

試合中、サポーターみんなにこのボードを掲げているということは彼女は試合をほとんど見ることができない。
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それでも彼女は笑顔満点でチームのために毎試合こうやって試合に参加している。

これぞ、真のサポーター。


彼女のおかげでみんなが応援歌を歌え、選手の背中を押し、勝利することができる。

彼女はもはや、町田ゼルビアというクラブになくてはならない存在であるに違いない。









なお、試合は1ー1の引き分けだった。
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こちらは盛岡応援席。前回対戦では1ー4と完敗だった町田相手にアウェイで勝点1は上出来だろう。
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3月の第2節に見た時より大幅にサポーターの数が増え、ユニフォームをはじめ、グッズを身につけていた人が多かったのがちょっと嬉しかった。

今季、唯一の"飛び級"でJ3に参戦しているグルージャ盛岡。

チームもサポーターも進化しているのが感じられた試合だった。







そして、試合後18:00からはポプリホール鶴川にてツンさんの被災地ボランティア報告会を開催。

今回はこれまでの被災地報告会では珍しいチーム公認のイベント。

かつて山形や京都で大活躍し、現在は町田のスタッフの星大輔さんとゼルビーくんも参加していただけました。
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試合前のトークイベントで『必ず皆さんの心を揺さぶります‼ できなかったら土下座します!』と言っていたツンさんだが、どうやらこの日も土下座はできなかったようだ。
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いつも通りの笑いあり、涙ありの報告会。

毎回同じこと聞いてるのに毎回感動して、あの頃を思い出して涙が出てきそうになる。

ツンさんの報告会は何回観ても飽きない名作映画のようだ。


参加していただいた皆さんで記念撮影。
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皆さん、本当にありがとうございました。



その後はコアサポーターの皆さんと夕飯を一緒に食べながらサッカー談義。※僕が1番好きな瞬間です。笑
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ゼルビアのことはもちろん、他のクラブが行なっている集客方法やゴール裏での応援方法など様々な話が飛び交い、全く話し終わる気配がありませんでした。


皆さん、それぞれサポーター歴は違うが町田ゼルビアを愛する気持ちは同じ。

ゼルビアの話をしている時の彼らの表情を見て胸が熱くなりました。






今回、町田に来て本当に良かった。

改めてサッカーのチカラの大きさを感じることができたし、何よりも"愛するチームがある素晴らしさ"を再確認することができた。

町田ゼルビアに関わる皆さん、本当にありがとうございました。
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試合中は敵でも試合が終わればみんな同じサッカーファミリーです。

今後も一緒に日本サッカーを盛り上げていきましょう!