よもちかブログ

「私の世界」の話をしよう。

「なにもしない」は心の栄養

なにもしないでいることって、なかなか難しいなぁと思います。なぜかというと罪悪感が湧いてくるからです。

 

なにもしないでいることって、悪いように言われることが多いです。私は親や祖父母からそのように教えられました。なにもしないでいることは怠惰な証で、悪いことだと叱られて育ったので、なにもしないでいると不安になってしまうのです。

 

だから、なにもしないでいることは難しいのですが、でも心身ともに健康に生きていくためには「なにもしないでいる時間」も必要なんじゃないかって思うのです。

 

なんにもせずに、なんにも考えずにボーッとする時間がないと、息が詰まってしまって、うつ病や神経症になってしまうような気がします。実際に私は、そうなりました。常になにかをやっていなきゃいけない気がして、常になにかに追い立てられているような気分でした。うつ状態で寝込んで、体が全然動かないときでも「これをやらなきゃ、あれをやらなきゃ」と神経を張り詰めて、心も体も全然休まってない、なんて事態に陥っていました。寝込んでいる=なにもしていない自分は、怠惰で悪い奴だから早く死んでしまえばいいんだ、と自責に捉われていました。

 

でも今は、怠惰でもいいじゃんって思うことができます。なにもしないわけじゃなく、「なにもしない」をしてるんだよ!って思えます。なにもしない時間は心の栄養です。その栄養をきちんと取らないと心が衰弱します。そう分かっているので、今は死を意識するほど自責することはありませんが、それでも、なにもしないでいることに不安を感じて、ついついキリキリ動いてしまうので、クセは抜けていないのだなぁと思います。

 

もう少し「なにもしない」を上手にできるようになればいいなぁと思います。

 

よもちかでした。